今日1月22日は、2017年に国連で採択された「核兵器禁止条約」の批准国が50に達してから90日目。今日からこの条約がそれぞれの国で効力を持ちます。
残念ながら唯一の戦争被爆国である日本は、米国の核の傘の下でこの条約に背を向けており、未だに署名・批准していません。
しかし、世界の流れは核廃絶へと大きく動いており、もはやこれは人類の課題として前進するしかないでしょう。世界の核保有国9か国やその同盟国でこの条約に反対している国々は追い詰められているのです。
今日は発効を記念して、原水協の呼びかけで街頭宣伝をしました。コロナ禍で署名板を持ってのお願いは控えましたが、スタンディングとハンドマイクで「日本にも批准させよう」とアピールしました。
見出しの写真は、日本共産党のしんぶん赤旗日曜版1/24号の一面に掲載されたものです。ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のベアトリス・フィンさんが指摘されるとおり、「今、私たちに必要なのは核兵器ではなく、より多くの医師、看護師、医療・介護従事者」であり、コロナ危機の下で核兵器に固執するなんてナンセンス。彼女の「今こそ真の安全保障とは何かを考え直す好機です」とのことばに光が見えます。兵器では感染症に勝てません。無意味な軍拡競争から抜け出し、世界の国々が協力してこのパンデミックに立ち向かう時です。