風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

ふくしま

2012年11月21日 | 呟き、思い、独り言
職場の近くで、新築中の家がある。
足場が組まれていて、完成はまだまだ先のようであるが、最近屋根に煙突がついた。
きっと暖炉がある家なんだろうな。
いいなぁ。。。と羨ましがる。


この新築中の家は、もう一つ関心をひく事がある。
それは、工事関係者の車が殆ど福島県内のナンバーである事。
福島の方が住まわれる家なのだろうか。
単に福島の業者がこちらに入ってきているだけなのだろうか。
いろいろ想像を掻き立てられながら、興味深く眺めているところ。


福島から転校して来ていた子が、先日福島に戻った。
孫のクラスの子、近所の子。

一方で、もう福島に帰る事は考えられないと話す方もおられる。

聞くところによると、福島市内、福島北部で放射線量の高い場所があるとのこと。
除染しても3.9マイクロシーベルトとか。
山を一つ隔てたわが町は、空間放射線量は平均0.05~0.06マイクロシーベルト程度。
高くても0.1を越す事は滅多にない。
単純計算でも、わが町の約6、70倍の高線量。
考えただけで身震いする数値。
到底、外で遊べる状態ではないと思われる。

福島の子どもたちの甲状腺検査の結果、半数以上で何らかの異常が見つかっているとの調査結果も報じられている。
子を持つ親御さんの不安心配はいかばかりであろうか。

これが「原発事故による被ばく線量は低く因果関係は考えにくい」だなんて、どうして言えるのだろう。
コメント
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