風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

山形県 6/47

2023年09月14日 | 18きっぷで行く『日本製』

18きっぷで会いに行く『日本製』 第6弾は、山形県西置賜郡小国町。

JR米坂線(代行バス)小国駅から徒歩30分、米沢牛の畜産農家を訪ねた。

米沢を出るときは晴天だったのに、途中から雨が降り始め、強い雨の中歩いた。

しかし、畜産農家の遠藤さん宅に着くと、今までの雨が急に止み青空になった。

玄関前にはネコさんが数匹、急な訪問にも関わらず、遠藤さん親子が対応して下さった。

   

 

神戸、松坂、近江と並んで4大和牛の一つに数えられる米沢牛。

米沢牛というブランドは、厳格な条件を全てクリアして初めて名乗ることが出来る。

置賜地方に居住し、「米沢牛銘柄推進協議会」が認定した生産者であること、

登録された牛舎で、18か月以上継続して飼育されていること、

生後32か月以上であるというのも条件の一つという。

 

 

畜産農家には、仔牛を購入して飼育し主に食肉として出荷する「肥育農家」と

母牛を肥育し交配させて産ませた仔牛を販売する「繁殖農家」があるが、

震災以降仔牛の値段が上がっており、遠藤家ではその両方を行っているという。

 

 

多い時で月に14~15頭の仔牛産まれる、出産だけでも大仕事だ。

 

他所の地域で産まれた子牛でも、置賜地方で規定の年月育てば米沢牛と呼ばれるが

「そうではなくここで生まれ育った米沢牛を生産したい」というのが息子さんの夢。

 

 

牛の良し悪しの差は、各農家で違う餌の調合の差でもあるという。

遠藤家ではくず米を煮たものに蒸した大豆と麦、トウモロコシも加え、

穀類は消化を助けるために一晩かけて煮る、こういう餌を食べて育った牛は、

脂の美味さに明確な差が出るから、手間がかかっても餌を変えるつもりはないと。

 

そんな米沢牛は何処で買えるのか聞いてみたが、山形の方とのこと。

「体温で溶けるような融点の低い脂で、口飽きせずにいくらでも食べられる肉」

遠藤畜産が理想とする肉を、一度でいいから食べる機会が訪れる事を願う。

 

小国は車でも行ける距離でもあるし、去年の豪雨で米坂線の今泉―坂町間は

代行バスが出ている状況の中、敢えて18きっぷに拘り出かけてみた。

 

三浦春馬氏も「いい人で良かった」と初対面の感想を書かれているが、

本当に優しい人柄のお二人で、私も雨の中歩いて行った甲斐があった。

   

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今年の夏は

2023年09月14日 | 野中我が家飯

夏野菜がまだ採れていて、家計助かる。


夏野菜の一番好きな食べ方は、今年は「野菜の揚げびたし」かな。

何度も、沢山作って、沢山食べる。毎日食べても飽きない。

茄子、ズッキーニ、ピーマン、シシトウとか。

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