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モロボシ・ダンの正体

2006-06-25 12:23:55 | ウルトラシリーズ
久々にオンデマの話。で、ウルトラセブン。

ビデオ→ジャンル→キッズ/特撮→ウルトラセブン#17
「地底GO!GO!GO!」

ウルトラシリーズは「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の
3シリーズが全編収録されていて感涙。

オンタイムで見ていたのは小学校の低学年の頃で
怪獣の記憶は鮮明なのに、ストーリーは
ほとんど覚えていない。
最初から見直して、こんな話だったんだ、
と関心することしきり。

ウルトラセブンの17話は
話としてはどうということはないのだが
初回に唐突に現れたモロボシ・ダン誕生のエピソードで
全く記憶になかった。

ウルトラセブンは思っていたより奥が深い。
ウルトラQの「アンバランスゾーン」というコンセプトが
ウルトラマンよりむしろセブンに色濃く出ている。

ウルトラマンとウルトラセブンの最も異なる点は
セブンが人間と同サイズまで縮小することと
敵役にこれまた「人間サイズの宇宙人」が
多く登場することだと思う。

極大化された怪獣やヒーローは「異界」の存在として
リアルな社会とは無関係な存在であり続けるが
人間サイズになることで、いきなり現実味(?)を帯びてくる。
つまり、人間とは「無関係にやってくる悪(巨大怪獣)」が
サイズダウンすることによって
「人間社会の中に存在する悪」の隠喩であることが鮮明になる。
ヘドロから生まれたゴジラ、という単純な図式より
もっと奥が深いものだ。

ウルトラセブンがモロボシ・ダンのモデルにした
次郎という青年は生きる希望を持ち、
それがゆえに、仲間を救うために犠牲になる
勇気を持った青年だった(17話)。

ウルトラマンなどのヒーローものは
「他力本願」の見本市のように言われるけれど
根底にはやはり、人間の力や勇気を信じる思いがあったわけだ。

およそ40年の月日を経て、オジサンは
やっとそのメッセージに気づいたってこと・・・?

こりゃ、三無主義とか言われてもしょうがないかもねぇ・・・

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