「自民党の予算には17兆円の無駄が有る」とか「埋蔵金を適正処理すれば増税
しなくても財政の健全化は可能だ」とか「コンクリートから人へ」という耳に心地よい
言葉で工事の中止を決めたように見えた八ッ場(やんば)ダムも先日、国土交通
大臣が現場を15分視察して今年中に工事再開のようです。
今朝の新聞には「年金の穴埋め 国債発行」と書かれていました。特別会計の
積立金などの埋蔵金が枯渇したためです。「予算策定当初には想定されていない
東日本大震災の復興に財源が必要でこのような状況になった」というのは大嘘、
震災関連の歳費支出以前に破綻しています。
この事を総括せずに次期選挙に臨むなら、今後マニフェストに何を書いても良い
事になってしまいます。小選挙区制度が政権の交代を可能にしましたが、その
ために政治不信が起こってしまったなら民主党はずいぶん罪深い事をした事に
なります。