「御無事お祝い品」発送作業終了

平成１４年に「商店街の震災対策」として防災功労者内閣総理大臣表彰を受けた
「震災あんぜんパック」（旧　震災疎開パッケージ）に御参加いただいている方の
中から初めて被災を認定された方が出ました。

宮城県の太白区にお住まいの２家族さんです。家の中は大変な状況だったそう
ですが家屋にも、御自身を含め御家族の皆さんにも被害は無かったそうです。

「震災あんぜんパック」の規約では当該地震が発生した時は「御無事お祝い品」の
支給は無くなることになっていましたが、被災された両方の御家族の方から
「疎開する権利を放棄するから全国の皆さんへ『御無事お祝い品』の支給を」
というお申し出がありました。

規約上は難しい対応になるのかもしれませんが、被災地が元気になっていただく
ために、震度７という大変な揺れを経験された宮城県登米市の美味しいお米、
「ひとめぼれ」５ｋｇ入りを送らせていただく事になり、本日発送作業が終了
いたしました。

「被災地に米を送るのは聞いた事があるけど、被災地からお米をもらうなんて、
さすが商店街だ」と言われました。被災地の生産者さんから仕入れしたのです、
お間違えなく！（笑）。

なお、「震災あんぜんパック」はWeb上からも入会できるようになりました、
今年は「疎開先下見ツアー」を開催しますのでどうぞ御入会下さい。

６月８日に志帥会パーティー

私が所属している政策グループ、分かり易く言えば「派閥」は伊吹文明先生が
会長をお務めになっている志帥（しすい）会です。

派閥というと悪の温床のように思われている節がありますが、昨年５月から
初めて派閥というものに入った感想は「必要な組織」だと感じています。

国会議員が全ての分野に精通している訳ではありませんので、この組織を
通して各分野の問題点を、立法府の構成員（議員）という立場からの的確な
説明を受けられる凄さを感じています。

その志帥会のパーティーが６月８日にホテルニューオータニで開催されます。
午後５時からが講演会、６時からパーティーです。只今、その参加者を募って
います。参加いただける方はどうぞ御連絡下さい、お待ちしています。
ちなみに会費は２万円です。

修学旅行の基金に

環境活動を商店街の活性化対策として位置づけ、空き缶回収機、ペットボトル
回収機を設置したエコステーション事業を進めていた商店街のお仲間が、年に
一度「リサイクル商店街サミット」と銘打った自慢話大会（？）のような集まりを
１９９９年から開催していました。第１回は東京新宿区の早稲田でした。

今回甚大な被害を受けた南三陸町（旧志津川町）もそのお仲間の一つです。
２００５年に第８回志津川大会を開催しましたが、その時の実行委員長だった
昆野さんが御家族４人と共に大津波の犠牲になられた事はこのブログでも書か
せていただきました。

２００９年には「全国まちづくり商店街サミット」と名称を変え、和歌山県の
田辺市で第１３回大会を開催し、南三陸町からも３名の方が出席しました。
もちろん昆野さんもお見えになっていました。

その時の実行委員長が和歌山県商店街連合会長で、田辺市商店街連合会
理事長の谷峯さんです。谷峯理事長の発案で商店街連合会で集めた募金を
南三陸町立志津川中学校の修学旅行の基金として寄付されるそうです。

昆野さんが生きていたら「嬉しいなあ」と言っていただける募金の使い方だと
思います。

エンジェルグランディア越後中里

「赤ちゃん一時避難プロジェクト」で受け入れ先になっていただいているのが新潟県の湯沢町さん、
赤ちゃんや子供たちがお世話になっているのが「エンジェルグランディア越後中里」というお名前の
リゾートホテルです。当方のスタッフ役のボランティアさんもホテルの従業員の皆さんの温かい対応
には心から感謝をしています。

「このＧＷ二泊三日で越後湯沢に行って来ます。持てるだけですが、ホームページに『必要』と書か
れた品を持って行きます」というメールをいただきました、ありがたいことです。

これでも一応、前衆議院議員ですので昨年の選挙でお世話になった各区の区議会議員候補の個人
演説会で応援弁士を務めさせていただきました。この一週間で８名の候補者の所でお話させていた
だきました。その間に山形行ったり宮城に行ったりしてるのですから忙しいはずです。

それも今日まで、明日からは「赤ちゃん一時避難」の受け入れに名乗りを挙げていただいた山形県
長井市さんとの連携についての実務協議はもちろん、もう一つ大きな仕事を抱えました。

本年は新宿区商店会連合会創立６０周年なのですが、その周年記念行事として「アトム通貨事業の
全区導入」を私が提案しました。これもどうにか形にしたいと思っています。

避難所は乳幼児、高齢者には厳しい環境です。

赤ちゃん一時避難プロジェクトで受け入れ先の新潟県湯沢町にいらっしゃる
小児科医、保田先生のコメントがホームページに掲載されています、どうぞ
御覧下さい。　赤ちゃん一時避難プロジェクト

健常な方でも体調を崩されている方が多い避難所生活、乳幼児や高齢者の
方にはより深刻なダメージを与えます。一刻も早く移動をしなければなら
ないと我々は考えていますが、大震災だからこそ生まれ育った地域を離れ
にくいのも現実です。

ならば、長期でなく一時避難で健康回復を、と考えているのが「赤ちゃん
一時避難」の活動ですが、災害救助法の範疇では認められていません。
最低でも２ヶ月以上移住しないと補助金は出ません。理由は仮設住宅の
建設を想定しているからです。

この法律を現状に合わせて運用させるのは政治の力、役所の人にこれを
認めさせるのは酷というものです。

只今山形に向かっています。

本日(４月２０日)午後１時５６分東京駅発の山形新幹線に乗りました。
只今、車内からメールで書き込んでいます。福島駅を出て、窓の外は雪景色に
なりましたが今は遠くの山にも雪は見えません。もうすぐに赤湯に到着です。

３月１９日に枝野官房長官は「避難民に関わる費用は全額国庫で負担する」と
発表しました。厚生労働省は「避難民の宿泊については一人一泊三食付けて
五千円を基準として支払う」という通達を出しました。

県もこれを各市町村の旅館組合にお知らせして「避難民の受け入れに手を
挙げよ」と言っていますが、手を挙げたって誰も来ません。

「赤ちゃん一時避難プロジェクト」で先行している我々は、被災地から離れ
られない理由を知りました。そして、どうすれば来ていただけるのか、という
ノウハウを持ちました。この「赤ちゃん一時避難」という活動は、お客さんの
来なくなった観光地に「被災者」いうお客様を迎え入れ、地域経済の活性化を
図るという一面が有るのです。という話をしに山形に入ります。

山形蔵王温泉協会、長井市役所、宮城県七ケ宿町役場さんを訪ねます。
ついでに(？)山形市議会議員選挙候補者の個人演説会で応援弁士をやってきます。

山形に行って来ます。

本日（４月２０日）午後の新幹線で山形に入ります。「赤ちゃん一時避難」の
受け入れについて山形蔵王温泉の担当者さん、長井市の内谷市長さんと
お会いした後、宮城県の七ヶ宿町役場に伺う予定です。

宮城県石巻市雄勝地域の避難所から「一時避難」の要望が来ています。
校庭にＳＯＳと大きく書かれた大須小学校に避難されている皆さんです。

この地域と交流の有った長井市の内谷市長さんに受け入れの名乗りを
上げていただき、我々の活動に対して新潟県湯沢町の上村町長さんと
同じような連携体制をとっていただくようにお話しをさせていただきます。

山形県庁は県内の旅館組合さんに「全額国庫が負担するから被災者の受け
入れに名乗りを上げてください」という通達は出されています。しかし、
これだけでは本当に苦しんでいる被災者の皆さんは動かない、動けない事を
現場から遠い行政ではお分かりにはなっていないと思います。ここをフォロー
するのが我々民間の仕事だと思って、行って来ます。

「統一地方選で動かなくていいのか？」
という御質問をいただきましたので御報告。

今晩、山形に行ったついで（？）に山形市議選の個人演説会の応援弁士、
明日は品川区で２ヶ所の応援弁士、明後日２２日は墨田区、最終の２３日は
新宿区です。去年の参議院選でお世話になった皆さんの所に伺っています。

借金棒引きして担保を外したら、商売やめる。

被災した商業者、生産者の皆さんの借入金を全て国が肩代わりして、無借金
経営にする。その借入金の担保として自宅等の不動産に付いていた抵当権を
外したら中小零細事業者の皆さんは元気を取り戻して、復旧、復興の先頭に
立つのではないか、という御意見が有りましたが私は反対です。

もしそうしたら、現在苦しんでいる人たちは事業をやめます。そうでなくても
借金の無い人はこの震災を廃業のきっかけにします。

借金が有って、自宅に担保が付いているから頑張っているのです。被災地の
中小零細事業者が、かわいそうだからと言って表面だけしか見ない対応を
すると、被災地で雇用の場が激減すると私は思います。

ならばどうすれば良いのか？

私は政府が保証人になっての超長期ローンを提案します。最短でも３０年、
最長では２００年のローンで、現在の借入金もそれに合算できるようにします。

今回の東日本大震災をただネガティブな事象と考えず、商店街を商売が好きで、
商売をしたいと思う人の集合地域にして、商人を経営者に生まれ変わらせ、仕事
の現場から離れたいと思っている人には地域を大事にする、地元に感謝する
気持ちを持った大家さんになっていただく、そのきっかけにしたいのです。

岩手県宮古市に行って来ました。

昨日（４月１６日）岩手県宮古市に伺いました。「赤ちゃん一時避難」の
活動説明と今後の協力のお願いに宮古末広町商店街の佐香理事長を
お訪ねしました。

佐香さんのお店も５０ｃｍ浸水して在庫の被害は甚大だそうです。

佐香さんにお会いする前に浄土ヶ浜と田老地区に伺いました。先日の早稲田
商店会総会で「役員旅行で行った浄土ヶ浜がどの様な状況になったのだろう、
心配だ」という発言が有ったので伺いました。

浜までは降りられなかったので橋の上から見た景色をアップします。

この写真は橋の上で撮りましたので、海は左上とこの写真の下方向です。この
両方から波が来て屋根の見える高台のお寺さんだけが残されていました。

次に向かったのが１０ｍの高さの防波堤が２.５㎞続き、ギネスに登録されて
いる「万里の長城」と言われていた大堤防で護られながら壊滅的な被害を受け
た宮古市北部の田老地区です。

写真中央の右にカーブしているのが大堤防です。海はこの堤防の左側です。

昨年３月にも伺った宮古市魚市場です。

御覧のように瓦礫の集積場になっていました。ただ、宮古市内を拝見して、
復旧復興は宮城県の沿岸部よりも早いスピードで進むのではないかと思い
ました。船が着く港が健在だったのが大きいと感じました。

只今盛岡

昨日(４月１５日)午後２時からの新宿区商店会連合会正副会長会議を終えて
東京駅に向かい、岩手県盛岡市に来ています。

昨日午後５時５６分東京駅発の東北新幹線で福島へ、１２日に福島まで復旧開通した
新幹線は１時間に２本のため大混雑でした。

福島駅で山形長井のお仲間にピックアップしていただき宮城県鶴巣インターチェンジに
向い、宮城のお仲間の車に乗り換えて盛岡に到着。

昨晩は盛岡で泊り、本日宮古市に入り宮古市末広町商店街の佐香理事長の所に向かいます。

直接お会いして話をお聞きする事の大切さを４月３日の南三陸町、石巻雄勝、登米市
訪問で痛感しての宮古訪問です。もちろんお邪魔にならないように伺います。