内政は、前原大臣の華々しいデビューとなった八つ場ダム工事の撤回。
‐ しかし、威勢よく中止を言明したはいいが、住民の理解得られず膠着状態
JALの再建
-12月の資金繰りもショートしそうで、最早事実上債務超過の状態。GM的な法的整理しかない?
郵政民営化の見直し(西川社長の後任に、元大蔵省事務次官のいまさら“次郎”の就任)
‐ 天下り禁止は何処へ? 14年間渡りをした人が民間人とは言えません。郵政民営化の一体何を見直すのか、全く見えない状態。
今年度補正予算の見直しと2010年度予算の出し直し。子供手当て暫定税率廃止、高速道路無料化などの財源問題、
‐ 95兆円に膨らんだ来年度予算案。税収の落ち込みで国債発行額は44兆円と史上最高に達する
行政改革委員会の「仕分け」作業ショーアップ!
‐ 小沢幹事長の新人議員の仕分け人任免拒否。 仕分けも結局拘束力はなく、財務省への提言という位置づけに留まる可能性も。
雇用状況は改善せず、景気も二番底の怖れが。
‐ 管副総理が戦略局でなんかしようとしているが、実権は財務省に。
鳩山首相の故人献金の問題。これはボディーブローのように効いてくるかも。
とまあ、よく短期間にこれだけ問題を提出してくれたという意味では、「チェンジ」が起こりつつあるのかもしれない。しかし、下手をすると何も解決できず、政権が空中分解する危険性もないでもない。
こうした中、オバマ大統領がアジアの最初の訪問国として日本を訪れた。土曜の首脳会談は総勢20名を超える大団円。記者会見での鳩山さんの舞い上がり方は、ちょっと恥ずかしいほど。 対等外交といいながら、皇帝を迎え入れた属州総督のような熱烈歓迎ぶり。ユキオとバラクと呼び合って友情を深めたというが、シンガポールに着くや否や、「普天間移転の作業委員会は、辺野古沖の合意ありきでは、作業委員会設立の意味がない」と失言し、「日米の同床異夢」とメディアの一斉放火を浴びる有様。沖縄の基地負担を減らしたいという精神はわかるが、現実認識が甘いのかしら。
といったわけで、大丈夫かとちょっと心配になる。閣僚がそれぞれの思いで動いており、官邸がコントロールできていない感じ。平野官房長官の無策無能説も週刊誌を賑わしている。
一方のオバマ大統領は、幼少の頃立ち寄った鎌倉の抹茶アイス思い出だとか(その頃抹茶アイスはまだなかった、と家内は言うが)、子供も日本に興味があって家族を連れて是非再訪したいとか、被爆地を訪れたいとか、いろいろリップサービスして日本国民を喜ばしてくれた。サントリーホールでは、アジア政策に関する東京ドクトリンの演説もして、日本での人気を固めた感じ。米国も内政は、アフガン増派や医療保険問題、失業問題で大変なはずだが、あまり動じている様子はない。 相手が一枚も二枚も上という感じ。
いずれにしても、普天間問題は政権の大きなダメージとなりかねない。オバマ政権が今この問題をゼロから見直す余裕がないのなら、鳩山首相も早く着地点を見出して内政に注力しないと、景気の二番底が来たとき政権は危機に陥るかも。
‐ しかし、威勢よく中止を言明したはいいが、住民の理解得られず膠着状態
JALの再建
-12月の資金繰りもショートしそうで、最早事実上債務超過の状態。GM的な法的整理しかない?
郵政民営化の見直し(西川社長の後任に、元大蔵省事務次官のいまさら“次郎”の就任)
‐ 天下り禁止は何処へ? 14年間渡りをした人が民間人とは言えません。郵政民営化の一体何を見直すのか、全く見えない状態。
今年度補正予算の見直しと2010年度予算の出し直し。子供手当て暫定税率廃止、高速道路無料化などの財源問題、
‐ 95兆円に膨らんだ来年度予算案。税収の落ち込みで国債発行額は44兆円と史上最高に達する
行政改革委員会の「仕分け」作業ショーアップ!
‐ 小沢幹事長の新人議員の仕分け人任免拒否。 仕分けも結局拘束力はなく、財務省への提言という位置づけに留まる可能性も。
雇用状況は改善せず、景気も二番底の怖れが。
‐ 管副総理が戦略局でなんかしようとしているが、実権は財務省に。
鳩山首相の故人献金の問題。これはボディーブローのように効いてくるかも。
とまあ、よく短期間にこれだけ問題を提出してくれたという意味では、「チェンジ」が起こりつつあるのかもしれない。しかし、下手をすると何も解決できず、政権が空中分解する危険性もないでもない。
こうした中、オバマ大統領がアジアの最初の訪問国として日本を訪れた。土曜の首脳会談は総勢20名を超える大団円。記者会見での鳩山さんの舞い上がり方は、ちょっと恥ずかしいほど。 対等外交といいながら、皇帝を迎え入れた属州総督のような熱烈歓迎ぶり。ユキオとバラクと呼び合って友情を深めたというが、シンガポールに着くや否や、「普天間移転の作業委員会は、辺野古沖の合意ありきでは、作業委員会設立の意味がない」と失言し、「日米の同床異夢」とメディアの一斉放火を浴びる有様。沖縄の基地負担を減らしたいという精神はわかるが、現実認識が甘いのかしら。
といったわけで、大丈夫かとちょっと心配になる。閣僚がそれぞれの思いで動いており、官邸がコントロールできていない感じ。平野官房長官の無策無能説も週刊誌を賑わしている。
一方のオバマ大統領は、幼少の頃立ち寄った鎌倉の抹茶アイス思い出だとか(その頃抹茶アイスはまだなかった、と家内は言うが)、子供も日本に興味があって家族を連れて是非再訪したいとか、被爆地を訪れたいとか、いろいろリップサービスして日本国民を喜ばしてくれた。サントリーホールでは、アジア政策に関する東京ドクトリンの演説もして、日本での人気を固めた感じ。米国も内政は、アフガン増派や医療保険問題、失業問題で大変なはずだが、あまり動じている様子はない。 相手が一枚も二枚も上という感じ。
いずれにしても、普天間問題は政権の大きなダメージとなりかねない。オバマ政権が今この問題をゼロから見直す余裕がないのなら、鳩山首相も早く着地点を見出して内政に注力しないと、景気の二番底が来たとき政権は危機に陥るかも。