14日間の参院選挙選をへて、日本に新しい希望が生まれたと感じた人が228万人いる。「生きているだけで素晴らしいとみんなが思える社会を実現しよう」と山本太郎が問いかけるだけでは、これほどの説得力は持ちえなかったはずだ。 . . . 本文を読む
12月16日、衆院選挙の当日となった。マスメディアの世論調査では、自民の優勢で過半数もしくは絶対過半数を超え、民主は100議席を大きく割り込む可能性もあるという。いわゆる第3極は、維新も未来もそれほど伸びないと予測されている。 現議席が11の維新が40~50、小沢の「国民の生活が第一」が実体の日本未来の党は、現有の62から半分以下に大きく減らすといった週刊誌の予想もある。 . . . 本文を読む
ついに昨日、衆院が解散され来月16日の総選挙となった。民主党政権の3年余り。この国の統治を変え、新しいヴィジョンと未来を希望した国民の期待は裏切られた、と多くの人は思っている。 . . . 本文を読む
昨日で今年最後のエントリーのつもりだったが、30日に消費税などに関して政府与党決定があったので最後に言わずにおれなくなった。大体、国民もメディアもお休みに入るこの師走の時期にこうした決定をすること事態が異様ではないか。元来十分に時間をかけて、開かれた議論をすべきテーマだ。 . . . 本文を読む
早いものでもう来週からは3月だ。2月最後の週末は、5回目となる東京マラソンが、絶好の日和で開催された。ただし、日が高くなるに連れてどんどん気温は上がったから、市民ランナーの多くには、暑すぎて消耗する一日となったかもしれない。この都心マラソンの提唱者であり、4月の知事選に4選をかけて去就が注目されている石原慎太郎氏は、都庁前で号砲を放つ直前にフジTVの「報道2001」に生出演して、政局について語っていた。 . . . 本文を読む
記録的な暑さの今年の夏だが、9月に入っても酷暑日と熱帯夜が続き、夏バテの兆候が出てきた。まるで東京は、バンコクかシンガポールのような亜熱帯の都市になったかのようで、ビルとアスファルトに囲まれた日中の都心の気温は37~38度はあるだろう。朝電車に乗るのに10分歩いただけで吹き出る汗を、クーラーの効いた車内で急速冷却されるのだから、落差で体が変調を来たさないはずがない。1時間半近い通勤で出社したときには、すでにぐたりである。
そんな暑い中、民主党の代表戦は、管総理と小沢氏の一騎打ちとなった。国民不在の権力闘争などとメディアは言うが、「密室」でトロイカ+1体制で談合するよりは、はるかにましだ。
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ついに鳩山首相が辞任した。 小沢幹事長を道連れにして。
5月31日の夜、小沢氏との会談の後、親指を立ててほくそ笑んだ仕種はなんだったのか。 幹事長も辞めてくださいと迫って、8ヶ月間自らの内閣の手足を縛った最高権力者と刺し違えて、民主党への国民の期待を繋ぐことができたことへの満足を隠しきれなかったのか。 鳩山、小沢の本心がどうだったのかそれを知る由もないが、これで民主党が生き延びたことは確かだ。
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小沢幹事長が土曜に4時間半にわたる、東京地検の事情聴取に応じた。すぐさま行われた記者会見では、世田谷の宅地購入に関連する7億円近い資金の出所は明らかにしたが、なぜ陸山会の帳簿に事実と異なる記載が行われたのか、4億円を陸山会に貸し付けておいて、それを担保に銀行からまた4億円借り入れるといった複雑な操作を行ったのか、といった点については、秘書のやったことで一切知らない、としか答えなかった。
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先週末、小沢幹事長が600人を随行して訪中している間に、鳩山総理は、亀井、福島両連立党首と会食し、普天間基地の辺野古への移転問題の年内決着を先送りし、連立の維持を約束したと報道された。 先月のオバマ大統領との首脳会談で、鳩山首相が”Trust me”と言ったという真意はどこにあったのかは不明だが、米国側は、2005年の日米合意に基づいて辺野古に新しいV字滑走路の建設着手をついに実行するものと解釈した。 しかし、その直後から、県外や国外への移転を主要閣僚が口にし、年内決着に拘らないと首相も発言した迷走ぶりに、ついに米国側が怒りを爆発させ、日米間が一気に緊張が走った。
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フランクフルトショーに言っている間に、鳩山内閣が発足、新政権がスタートした。注目の閣僚人事は、女性の登用は2名、民間からゼロという手堅い布陣で、平均年齢も60歳を超えてサプライズがないという声もあるが、民主党の元党首達、政策通のベテランや中堅の実力者を揃えた仕事師内閣という印象である。 . . . 本文を読む
民主党の獲得議席308、自民119。 40日間という長い選挙戦で、民主の圧倒的有利の流れが少しでも変わる可能性は、やはりなかった。 世論調査では、民主が300議席を超える予想があちこちで出ていたから、有権者が民主勝ちすぎを嫌って自民に少し流れれば、200台後半、いずれにしても250議席の過半数は間違いないと固めに見ていたが、停滞しきった自公連立はもう結構、一度民主にやらせようという世論は変わらなかった。
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小沢前代表の急転直下の辞任からわずか5日。 間髪を入れず民主党新代表選挙が実施され、124票対95票で鳩山新代表が決まった。小沢氏の辞任の裏には、鳩山代表への道をつけて自分の影響力を保持する意図が見え見えだった分、国民にこの結果がどう捉えられるか、予断を許さないところはある。 . . . 本文を読む
10日、政府が総額15兆円、事業規模では57兆円という追加経済対策を正式発表したが、この対策の報道のされ方、世間の反応ほど今の日本国の不思議、政治やメディアのあり方の不可解を示すものはないと思う。今回の追加対策の案が最初にメディアに流れたのは、今週の初めだった。クルマのスクラップ減税や省エネ家電の購入への助成など、一般消費者に分かりやすい対策がまず新聞に出たのは火曜日だったと思うが、その時点では具体的な内容を書いた文書は、不思議なことに何処を探しても見当たらなかった。
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支持率が10%そこそこの超低空飛行を続ける麻生政権が、絶不評の2兆円の給付金を含む経済対策と2009年度予算をなんとか可決させ、解散のタイミングを探る動きが本格化しかけた矢先、小沢一郎の第一秘書が逮捕されて永田町に激震が走った。 先週は、これに加えて金賢姫と飯塚耕一郎さんの対面というドラマもあり、世間の関心は一時的に経済を離れ政治に向かった。今回は小沢問題がどうなるのかを考えてみたい。
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自民党総裁選41時間、民主党3時間。この1週間のメディア露出だそうだ。日曜の朝、NHKの日曜討論、テレ朝のサンデープロジェクトを見て,さらに自民党と民主党のウェブサイトをチェックした。そうして感じたのは、今回20人以上の推薦人を得て立候補した5人の自民総裁候補は、皆閣僚の経験者であり、やはりそれなりの経験と見識を持っているということだった。
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