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上野水香さんの「ボレロ」

2023-02-12 | 絵画、映画、芸術
今年3月末に一旦45歳の定年を迎え、4月からは「ゲスト・プリンシパル」という新しい立場となる上野水香さんの集大成として制作された「MIZUKAUENO ON STAGE」を観た。20年を超えるキャリアの中で一番踊る回数が多かったという「白鳥の湖」の第二幕湖畔のグラン・パドドゥでは、気品と風格溢れるスワンで超満員の観客からため息が漏れ、デビューした頃に評判を取ったローラン・プティ作品では、若い頃を彷彿とさせる洒落たダンスで魅了した。 . . . 本文を読む
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映画「風立ちぬ」を観た。

2013-09-16 | 絵画、映画、芸術
特に昔からジブリファンだったわけではない。 ナウシカやトトロも映画館では見ていないし、主題歌が有名になった90年代の「もののけ姫」、アカデミー賞も取った「千と千尋の神隠し」あたりで映画として観るようになったくらいだ。 大体少女が主人公で、寓意的なストーリーが、当時の自分には、リアルな世界とはかけ離れていて実感がなかった。 . . . 本文を読む
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映画 「愛を読む人(The Reader )」を見て思ったこと

2009-06-21 | 絵画、映画、芸術
ひと月ほど前に、欧州出張からの帰りの飛行機の中で、「The Reader (英語題)」を見る機会があった。その時は、この映画の主演女優ケイト・ウィンスレッドが、アカデミー主演女優賞を受賞したことも知らなかったが、日本での公開にあたり、最近大々的に宣伝されたので、原作の小説も海外での映画興行もヒットだったと知った。  . . . 本文を読む
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「ゴッホの手紙」を読んで

2008-04-29 | 絵画、映画、芸術
最近「ゴッホの手紙」(岩波文庫 上・中・下)を読んで感銘を受けた。これまで彼の絵はあまり興味がわかず良く知らなかったのだが、ゴッホが弟のテオに宛てた400通近くの手紙を彼の作品と並行して読むと、人間と自然への炎のような情熱と尊敬に溢れたこの画家の創作の動機と作品が交叉し、その作品と画家その人に強い共感を覚えた。 . . . 本文を読む
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映画 「瀬戸内少年野球団」

2007-11-25 | 絵画、映画、芸術
先日、アメリカ出張の飛行機の中で、1984年に製作されたこの日本映画を初めて観た。あまりの素晴らしさに往きに2度、帰りも2度観てしまった。 この映画は篠田正浩の代表作で、キネマ旬報やら日本アカデミー賞で随分評価されたはずだから、既に過去の記憶になっている人も多いかもしれない。 私は、敗戦直後の日本の島を舞台に、占領軍のアメリカ人と日本の瀬戸内の少年達がベースボールをするというプロットをなんとなく胡 . . . 本文を読む
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マイケル・ムーア監督 「華氏911」

2007-08-25 | 絵画、映画、芸術
「華氏911」は2004年の製作で、公開時は日本でもそれなりに話題になったが見逃していた。マイケル・ムーア監督のアメリカの医療政策に関する新作「シッコ」が間もなく公開されるのを機に、Gyaoがサイトで無料配信を始めたので見てみた。つまらなかったら途中でやめようと思っていたが、新しい事実の発見も多く最後まで一息に見た。 冒頭では、2000年の大統領選でのブッシュ陣営の不正や、大統領就任後、航空機テロ . . . 本文を読む
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ベラスケスとゴヤ

2006-12-25 | 絵画、映画、芸術
12月半ば、仕事でスペインに行く機会があった。 用事のあったのは、火祭りで有名なヴァレンシアだったのだが、帰りに一日マドリッドに足を伸ばし、プラド美術館を訪ねた。 Plaza del Solから歩いて5分のシティホテルに午前中に投宿し、中心街からスペイン広場や王宮のあたりを散策したのち、プラド美術館に足を向けた。  . . . 本文を読む
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