31年前の8月6日。 僕はあの場所にいた。空は雲一つなく青く晴れ渡り、朝8時には、既に強烈な太陽の光が容赦なく降り注ぎ、ねっ とり蒸すような空気が体にまとわりつく。 今回オバマ大統領が献花し、演説をした原爆記念碑の前の広場は、戦後40年の節目にあたる平和祈念式典が行われ るということで、例年以上の何百人もの参列者であふれかえっていた。 . . . 本文を読む
今年も残り少なくなってきた。この秋は仕事が忙しかったせいか、特に足早に過ぎ去っていった感じだ。マスコミのやるように、今年の自分にとっての10大トピックはなんだろうと列挙してみる。 あまりパッとしたリストになりそうもないが。 まず堂々第1位は、大はずれの民主党政権。 普天間などで迷走した挙句、6月に鳩山さん退陣。「脱小沢」で僅差で総理の座についた菅内閣も9月の参院選の惨敗で機能不全に。大前研一のいう「七夕の短冊」のように願いを並べただけのマニフェストは実行不能に。 財政が大赤字で経済も成長しない状況では、「小さな政府」にするしかないはずだが、身動きとれず。 . . . 本文を読む
民主党のトップ二人の政治資金問題や、トヨタのリコール問題で、連日マスコミの慌しい報道が続いた2月も瞬く間に過ぎようとしている。 不起訴処分となった小沢幹事長の政治資金問題は、検察と官邸の間で手打ちがあったのかもしれないが、世論調査では、8割の人が小沢氏の幹事長辞任を求めている。 また、母親から「子分に配るお金を貰っていた」と実弟の言葉を暴露されて「平成の脱税王」の不名誉な呼称をもらった鳩山首相の支持率は、4割を切った世論調査もある。夏の参院選に、今の執行部で臨めるのか大いに疑問になってきた。 こういった問題に足を取られ、またバンクーバー五輪も始まって、国会では景気対策や社会保障の改善などの政策論議も深まらず、時間だけが過ぎていく。 とはいえ、今週の山場は、国会よりも、リコール問題に大揺れのトヨタの米議会公聴会での趨勢だろう。
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