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「はやぶさ、そうまでして君は」 -素晴らしい感動の物語- (川口淳一郎著 宝島社)

2011-01-09 | 読書(政治、経済、社会, 科学)
年末年始の読書のハイライトはなんと言っても、年末24日に出版されたばかりのこの本だった。「はやぶさ」ミッションの責任者による、世界初の「小惑星サンプルリターン」プロジェクトのドキュメントは、このプロジェクトの全貌を教えてくれると同時に、なによりも深い感動で心を打つ。「はやぶさ」がオーストラリアの夜空で、輝く火の玉となって大気圏で燃え尽きた映像の背後には、7年にわたる様々な困難を伴った「はやぶさ」運行の日々と、プロジェクトの発案から数えればなんと25年もの歳月があり、この果敢なプログラムが、日本の宇宙開発の歴史において独自の重要な位置を占めていたことがわかる。「はやぶさ」の成功により、少なくとも宇宙開発のこの分野においては、日本が信じられないことながらNASAを凌駕する飛躍を遂げたことがわかる。 . . . 本文を読む
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