第九はやはり深かった。 同時のBejartのバレエも素晴らしい。 . . . 本文を読む
白馬から戻った翌日は、8月17日のヴェルディレクイエムの演奏会のオケ合わせ二回目だ。 本番1か月を切ったあたりから、合唱の完成度もかなり上がってきた。お盆の13日~16日まで防府に帰省し中学の同窓会にも出たが、この時の飲酒が響いたのか、16日夜のゲネプロでは演奏途中で咳き込むという失態となり、大いに反省した。喉はとても敏感で疲労もするものだとわかった。翌日までに回復するかどうか心配だったが、当日午前の最後のリハーサルでは抑え気味にして、14時からの本番に臨んだ。 ミューザ川崎は音響の素晴らしい音楽専用ホールで、しかも1400人の満員の聴衆の前で、団員それぞれの思いを込めた演奏ができたようだ。聴衆の拍手は長いこと鳴り止まなかった。 . . . 本文を読む
5月22日に吉田秀和氏が亡くなった。 ちょうど六本木でやっているセザンヌ展に家族で行き、「セザンヌ物語」を20年ぶりに引っ張り出した矢先のニュースだった。 2007年のNHK ETV特集「言葉で奏でる音楽」を見てから、いつかはこの日が来るのだろうと思ってはいたのだが。とうとう生前にお目にかかることはもとより、お便りをする機会さえ逸してしまった。 逝去されたのが残念なのはこの上ないが、全集を含む多くの著作と、肉声を残していただいたのだから、これからもそれを味わうことにより、吉田さんの精神に触れることができるから、それは幸せだと思う。 . . . 本文を読む
Michael Jackson(MJ)が亡くなった、とLAタイムスのオンライン版が伝えたと先週26日の朝のTVニュースで流れたとき、「えっ、本当に?」と思うと同時に、「やはりそうか」という気がした。 ここ10数年来のMJは、整形と美白で崩れた顔もはや正視しがたいほどに溶解してしまっていたし、幼児虐待で訴えられるなど、かつてアルバム「Thriller」で一斉を風靡した頃のマイケルとはまったく別人としか思えなかった。 50歳という早すぎる死も、多分薬漬けで、体は既にボロボロだったのだろうと推測されたから、仰天したということはない。 . . . 本文を読む