いよいよスーパーチューズデー(ST)が明日に迫った。最新のアメリカの各種世論調査では、ヒラリーとオバマは、45%前後でほぼタイであるようだ。スーパーチューズデーは、共和党と民主党合わせて24の州で予備選が行われ、民主党の選挙人の2,088人(51%)が決まる。 因みにWikipediaによると、スーパーチューズデーの起源は1984年に遡るようで、最初は南部の州が予備選の日程を合わせたところから始まり、その後、4年ごとの大統領選の回を重ねるごとに参加する州が増え、今回は過去最大であるようだ。
注目の民主党の勝者はヒラリーかオバマか、その鍵を握るのは例年なら441人という全体の10%近い大統領選挙人数を誇るカリフォルニア州の結果によって決まる。 ずっとヒラリー優勢が伝えられてきたが、ここに来てオバマが猛追しているようだ。 今回は稀に見る接戦であり、カリフォル二アで負けても、ニュージャージー(127人)、マサチューセッツ(121人)、コロラド(71人)といった州での結果次第では、まだ選挙戦は終らない可能性も指摘されている。
選挙人の多い州の趨勢を、自分の感触で勝手に予測してみた。
まず、オバマが取るのが固いと思われる州はどこだろう。
地元のイリノイ(185)、南部のジョージア(104)、ミズーリ(88)、テネシー(88)、アリゾナ(67)、アラバマ(60)は取りそうだ。 これを合計すると589人。
一方ヒラリーは、地元NY(280)、ミネソタ(88)、コネティカット(61)は強いと見て429人。 ニュージャージー(127)と、テッド・ケネディーがオバマ支持に回ったマサチューセッツ(121)は、これまではヒラリー優勢だったが、ここに来て混沌としてきている。
複数のケースを想定してみる。
シナリオ1、加州を始め、MA,NJも一方が取ると、700票近い差がつくから大勢は決まりだろう。
シナリオ2、加州をヒラリーが取るが、オバマがNJ,MAといった東部のリベラル層の多い州やコロラド、ミネソタといった中立的な州を取るケース。これまで選挙人の数でリードしているオバマは3月まで戦い続けるだろう。
シナリオ3、オバマが加州をとり、NJかMAのどちらか、もしくは両方を取る場合。この場合は、ヒラリーは相当苦しくなる。
先ほどCNNに登場していたTIMEの政治アナリストは、一方的な勝利はなく、接戦で決着はつかないまま選挙戦はさらに続くのではないか、とコメントしていた。 そうなるかもしれず、またその方が有権者にも、メディアにもアメリカにとってもいいのではないだろうか。今回の選挙の稀に見る盛り上がりを見ても、これからも論戦の途上でまだまだ色んな問題が議論され、両候補の本質も現われ鍛えられるだろう。 今年のSTは、例年より一ヶ月早いし、まだ2月に600人、3月に500人、4月以降に650人の代理人の予備選が控えている。 二人の役者のスケールから見ても、この劇の展開はまだ中盤に差し掛かったところで、明日の結果で終ることはなさそうだ。
注目の民主党の勝者はヒラリーかオバマか、その鍵を握るのは例年なら441人という全体の10%近い大統領選挙人数を誇るカリフォルニア州の結果によって決まる。 ずっとヒラリー優勢が伝えられてきたが、ここに来てオバマが猛追しているようだ。 今回は稀に見る接戦であり、カリフォル二アで負けても、ニュージャージー(127人)、マサチューセッツ(121人)、コロラド(71人)といった州での結果次第では、まだ選挙戦は終らない可能性も指摘されている。
選挙人の多い州の趨勢を、自分の感触で勝手に予測してみた。
まず、オバマが取るのが固いと思われる州はどこだろう。
地元のイリノイ(185)、南部のジョージア(104)、ミズーリ(88)、テネシー(88)、アリゾナ(67)、アラバマ(60)は取りそうだ。 これを合計すると589人。
一方ヒラリーは、地元NY(280)、ミネソタ(88)、コネティカット(61)は強いと見て429人。 ニュージャージー(127)と、テッド・ケネディーがオバマ支持に回ったマサチューセッツ(121)は、これまではヒラリー優勢だったが、ここに来て混沌としてきている。
複数のケースを想定してみる。
シナリオ1、加州を始め、MA,NJも一方が取ると、700票近い差がつくから大勢は決まりだろう。
シナリオ2、加州をヒラリーが取るが、オバマがNJ,MAといった東部のリベラル層の多い州やコロラド、ミネソタといった中立的な州を取るケース。これまで選挙人の数でリードしているオバマは3月まで戦い続けるだろう。
シナリオ3、オバマが加州をとり、NJかMAのどちらか、もしくは両方を取る場合。この場合は、ヒラリーは相当苦しくなる。
先ほどCNNに登場していたTIMEの政治アナリストは、一方的な勝利はなく、接戦で決着はつかないまま選挙戦はさらに続くのではないか、とコメントしていた。 そうなるかもしれず、またその方が有権者にも、メディアにもアメリカにとってもいいのではないだろうか。今回の選挙の稀に見る盛り上がりを見ても、これからも論戦の途上でまだまだ色んな問題が議論され、両候補の本質も現われ鍛えられるだろう。 今年のSTは、例年より一ヶ月早いし、まだ2月に600人、3月に500人、4月以降に650人の代理人の予備選が控えている。 二人の役者のスケールから見ても、この劇の展開はまだ中盤に差し掛かったところで、明日の結果で終ることはなさそうだ。
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