yasuの「今日もブログー」

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スーパーチューズデー、民主党はドロー。

2008-02-07 | バラクオバマと米大統領選
米メディアも過去最高の盛り上がりと報じている予備選挙の天王山、スーパーチューズデーにおけるヒラリーとオバマの対決は、オバマが13州をとり、ヒラリーの9州を上回ったが、獲得代理人の数では、最大のカリフォルニア、争点だったマサチューセッツ、ニュージャージーをヒラリーが取り、更に南部でもアーカンソー、テネシー、オクラハマを押さえたヒラリーが、オバマを僅かに上回った。 直前の世論調査では、加州や東部州でもオバマが勢いを増し、もしかしたらオバマの大勝もありうるのか、といった憶測もあったから、ヒラリーがオバマの勢いを押し止めた、というのが妥当な見方だろう。 (民主党の場合は、共和党や本番のGeneral Electionと違って、勝った側の総取りではなく、得票率に応じた代理人の配分なので、筆者の直前の予測は勝手が違っていた。)

オバマは、スパニッシュ系の票が伸びなかったのが、加州やアリゾナ、ニューメキシコで破れた理由のようだ。 一方で、クリントン夫妻の卒業したエール大学のあるコネチカットや、中西部の諸州ではオバマが勝ったのは、その人気が本物であることを示している。日本のメディアも、国会などそっちのけで、熱心にこのアメリカ予備選の報道に時間を割いている。視聴者も、アメリカの面白さを感じているから仕方がないのだろうが、51番目の州と言われても不思議のない感じだ。 

さて、これからまたしばらく戦いは続くが、どちらが最終的に候補になるのか。今回、民主党はグローバル予備選ということで、海外在住の党員にも選挙を許しているそうだ。フジTVが、渋谷で投票した在邦アメリカ人全員に出口調査をしたところ、100 : 3くらいの圧倒的大差でオバマ支持だったという。 また、党員が集まって話し合いで候補者を選ぶ党員集会(Caucus)を採用している州では、すべてオバマが勝っているという。 「経験」のヒラリーか、まったく新しいパラダイムを持ち込みそうな「change」のオバマか、全く予断を許さないが、筆者はアメリカが新しい国に生まれ変わる可能性をかけて、後者を選択することを願っている。
 



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