中学生の時、テレビで『菩提樹』(ヴォルフガング・リーベンアイナー監督、1956年)を観た。
オーストリアのザルツブルグ近くでの話。
幼い子たち七人を残し、妻に先立たれたトラップ男爵。
そんな子たちの家庭教師として、ギターを抱えた見習修道女のマリアが来る。
歌が好きな子供たちは、ギターに合わせて歌ったりして、自由教育のマリアに馴染む。
そんな日々が過ぎ、クリスマスの日、男爵はマリアに結婚を申し込む。
修道院長の許可も得て、子たちの親として共にする決心をするマリア。
やがて、マリアと七人の子供たちの「トラップ合唱隊」は、ザルツブルク音楽祭で一等賞を取り、一躍有名となった。
しかし時は、オーストリアのナチス・ドイツへの併合。
ナチ反対を表明した男爵の身に危険が迫る可能性があり、それを案じるマリア。
思い余って、一家はアメリカの興行主を頼って亡命を決心する・・・・
ラスト場面での、子供たちが歌う「菩提樹」(シューベルト作曲)。
美しい歌声に引き寄せられて、集まってくる人々。
とても感動的な場面であった。
数年後、アメリカ亡命後の生活の『続・菩提樹』(同監督、1959年)も観たが、
残念なことに、今では内容が記憶から消えてしまっている。
高校2年の夏休み、中学時の仲間に誘われて、評判の『サウンド・オブ・ミュージック』(ロバート・ワイズ監督、1965年)を観に行った。
日曜のせいもあってか、朝一番の上映時間にも関わらず、超満員。
案内係の女性が空座席を探し、誘導してくれた場所が最前列の一番左ふち。
70ミリの大画面を前にして、隅っこから観るのである。
映画が始まる。アルプスの山々に囲まれた高原でのジュリー・アンドリュースの歌。
思わず、冒頭から引き込まれてしまって、夢中になって観た。
特にビックリしたのは、人物の移動に合わせて音声が動く。その人の口元から声が出てくるのである。
すごいなあと思った。
話が進むにつれて、「ああ、これは『菩提樹』のミュージカル版だったのか」と初めて気付いたりもした。
監督のロバート・ワイズは『ウエスト・サイド物語』(1961年)も作っているので、こちらの作品はまた後日に書こうと思っている。
オーストリアのザルツブルグ近くでの話。
幼い子たち七人を残し、妻に先立たれたトラップ男爵。
そんな子たちの家庭教師として、ギターを抱えた見習修道女のマリアが来る。
歌が好きな子供たちは、ギターに合わせて歌ったりして、自由教育のマリアに馴染む。
そんな日々が過ぎ、クリスマスの日、男爵はマリアに結婚を申し込む。
修道院長の許可も得て、子たちの親として共にする決心をするマリア。
やがて、マリアと七人の子供たちの「トラップ合唱隊」は、ザルツブルク音楽祭で一等賞を取り、一躍有名となった。
しかし時は、オーストリアのナチス・ドイツへの併合。
ナチ反対を表明した男爵の身に危険が迫る可能性があり、それを案じるマリア。
思い余って、一家はアメリカの興行主を頼って亡命を決心する・・・・
ラスト場面での、子供たちが歌う「菩提樹」(シューベルト作曲)。
美しい歌声に引き寄せられて、集まってくる人々。
とても感動的な場面であった。
数年後、アメリカ亡命後の生活の『続・菩提樹』(同監督、1959年)も観たが、
残念なことに、今では内容が記憶から消えてしまっている。
高校2年の夏休み、中学時の仲間に誘われて、評判の『サウンド・オブ・ミュージック』(ロバート・ワイズ監督、1965年)を観に行った。
日曜のせいもあってか、朝一番の上映時間にも関わらず、超満員。
案内係の女性が空座席を探し、誘導してくれた場所が最前列の一番左ふち。
70ミリの大画面を前にして、隅っこから観るのである。
映画が始まる。アルプスの山々に囲まれた高原でのジュリー・アンドリュースの歌。
思わず、冒頭から引き込まれてしまって、夢中になって観た。
特にビックリしたのは、人物の移動に合わせて音声が動く。その人の口元から声が出てくるのである。
すごいなあと思った。
話が進むにつれて、「ああ、これは『菩提樹』のミュージカル版だったのか」と初めて気付いたりもした。
監督のロバート・ワイズは『ウエスト・サイド物語』(1961年)も作っているので、こちらの作品はまた後日に書こうと思っている。