『白い花びら』(アキ・カウリスマキ監督、1998年)を観た。
フィンランドの小さな村でキャベツを作る幸せな夫婦、ユハとマルヤ。
ある日、村にシェメイッカと名乗る男が車で通 りかかる。
車が故障したという男は畑にいたユハに助けを求め、ユハは快く車の修理を引き受ける。
しかしシェメイッカは隙を見てはマルヤを誘惑、マルヤも彼を強く意識するようになる。
再びシェメイッカが2人を訪れ、マルヤはシェメイッカと駆け落ちするが、2人が結ばれたあとシェメイッカの態度は豹変し・・・
(映画.comより)
ユハとマルヤの夫婦は、田舎に住んでいてもキャベツを作り売っては、手を取り合って子供のように幸せに暮らしている。
そんな中、偶然にも通りすがりの男、シェメイッカのオープンカーが故障してしまう。
親切なユハは車の修理を請け負って、その日はシェメイッカを家に泊めてやる。
シェメイッカはダンディぽいが、クセがありそうで強引そうな男。
このシェメイッカが、一緒に飲んでいたユハが泥酔した隙にマルヤを口説く。
マルヤにはユハとの幸福な家庭がありその気はないが、翌日シェメイッカが行ってしまうと、胸騒ぎがする。
そうなるとユハとの、この田舎での二人だけの生活が段々と侘しくなってくる。
さあこうなると、よくある話の行き着く手順。
次にシェメイッカが来た時、マルヤは置き手紙を残してシェメイッカに付いて行ってしまう。
ヘルシンキのシュメイッカが経営し、用心棒もいるようなクラブ。
ホステスたちと共に働かされたマルヤは、お客のふるまいに戸惑って客を拒否する。
部屋に戻って、軽率に家を出た行為を後悔するマルヤ。ユハとの幸せだった結婚式が思い出される。
それ以後、マルヤはホステス達らの部屋を掃除する日々。
意を決したマルヤは、村へ帰ろうと列車に乗り込むが、運悪く気絶する。
結果は、懐妊していたということ。
時は秋になり、年が明けて雪解けの季節。
マルヤは赤ちゃんを抱き、片や、マルヤに逃げられて悶々としていたユハは、とうとうシェメイッカに対し復讐を誓う。
ユハは斧にヤスリを掛け、ストーリーはクライマックスになって行く。
この作品は、意識して白黒画面のサイレントとして作られている。
もっとも、全体を通して場面にマッチした音楽が付いているので、サイレントとはほどんど意識しない出来になっている。
と言うか、カウリスマキ作品はいつもセリフを極端に抑えているので、違和感はない。
ストーリーは、それこそサイレント時代の雰囲気を醸し出すためか単純である。
でもそれが、無茶苦茶面白かったりした。
フィンランドの小さな村でキャベツを作る幸せな夫婦、ユハとマルヤ。
ある日、村にシェメイッカと名乗る男が車で通 りかかる。
車が故障したという男は畑にいたユハに助けを求め、ユハは快く車の修理を引き受ける。
しかしシェメイッカは隙を見てはマルヤを誘惑、マルヤも彼を強く意識するようになる。
再びシェメイッカが2人を訪れ、マルヤはシェメイッカと駆け落ちするが、2人が結ばれたあとシェメイッカの態度は豹変し・・・
(映画.comより)
ユハとマルヤの夫婦は、田舎に住んでいてもキャベツを作り売っては、手を取り合って子供のように幸せに暮らしている。
そんな中、偶然にも通りすがりの男、シェメイッカのオープンカーが故障してしまう。
親切なユハは車の修理を請け負って、その日はシェメイッカを家に泊めてやる。
シェメイッカはダンディぽいが、クセがありそうで強引そうな男。
このシェメイッカが、一緒に飲んでいたユハが泥酔した隙にマルヤを口説く。
マルヤにはユハとの幸福な家庭がありその気はないが、翌日シェメイッカが行ってしまうと、胸騒ぎがする。
そうなるとユハとの、この田舎での二人だけの生活が段々と侘しくなってくる。
さあこうなると、よくある話の行き着く手順。
次にシェメイッカが来た時、マルヤは置き手紙を残してシェメイッカに付いて行ってしまう。
ヘルシンキのシュメイッカが経営し、用心棒もいるようなクラブ。
ホステスたちと共に働かされたマルヤは、お客のふるまいに戸惑って客を拒否する。
部屋に戻って、軽率に家を出た行為を後悔するマルヤ。ユハとの幸せだった結婚式が思い出される。
それ以後、マルヤはホステス達らの部屋を掃除する日々。
意を決したマルヤは、村へ帰ろうと列車に乗り込むが、運悪く気絶する。
結果は、懐妊していたということ。
時は秋になり、年が明けて雪解けの季節。
マルヤは赤ちゃんを抱き、片や、マルヤに逃げられて悶々としていたユハは、とうとうシェメイッカに対し復讐を誓う。
ユハは斧にヤスリを掛け、ストーリーはクライマックスになって行く。
この作品は、意識して白黒画面のサイレントとして作られている。
もっとも、全体を通して場面にマッチした音楽が付いているので、サイレントとはほどんど意識しない出来になっている。
と言うか、カウリスマキ作品はいつもセリフを極端に抑えているので、違和感はない。
ストーリーは、それこそサイレント時代の雰囲気を醸し出すためか単純である。
でもそれが、無茶苦茶面白かったりした。
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