みなさんこんにちは!! 気ままに野鳥図鑑のコーナーです。
今回は秋といえばこの鳥でしょう!! ということで“モズ”を取り上げたいと思います。
モズは体長20cmほどで、主に昆虫類、カエル、ミミズなどを食べます。ネズミやシジュウカラ、メジロなどといった小鳥を襲うこともあり“小さな猛禽類”と呼ばれることもあります。成鳥のオスは過眼線が黒く、メスは褐色なので雌雄の識別は比較的容易です。
秋になると、平地にある農耕地などの樹木の枝の先端に止まり、「キィキィキィキィ キッ キッ キッ」と尾羽を上下に振りながら、けたたましく鳴いています。これを「モズの高鳴き」といいます。
野鳥園でもこの時季、そこら中でこの高鳴きを聴くことができます。夏が過ぎ、モズの高鳴きを聴くようになると、いよいよ秋本番だなぁと感じます。
また、モズの特徴として挙げられるのが「はやにえ(早贄)」です。モズは獲ってきた昆虫類や小動物を樹木の枝に突き刺しておく習性があります。実際のところは何のために行っているかは定かではありませんが、エサの貯蔵のため、あるいは縄張りのためのマーキングなどではないかと言われています。
~写真出展協力 松田光雄 氏~