少し前に掛かり稽古をタバタ式を意識してやってます、と書きましたが、今月の剣道日本にどストライクな記事が掲載されてました。
記事では、20秒の掛かり稽古と40秒のインターバルを1セットとして3セットを行い、各セットのインターバル時と、掛かり稽古終了後、10分後まで数回に渡って血液中の乳酸濃度とグルコース濃度などを計測する、という実験を行いました。
結論として、この組み合わせでの掛かり稽古では、最後まで崩れることなく正しい打ち込みを意識することができ、なおかつ解糖系の運動能力が向上する、ということでした。
本来のタバタ式では20秒の運動と10秒のインターバルの組み合わせで6セットから8セット行うことで心肺能力を最大限効果的に向上させることができる、というものでしたが、今回の記事ではどういう組み合わせで何セットやるのがベストなのか、ということはわかりませんでした。
ただ、それはやはり剣道の稽古としての掛かり稽古は、単に心肺能力の向上だけを目的とするものではなく、気力旺盛に連続して正しく打ち込んでいくことを重視しているので、その両者の効果が掛かり稽古によって得られるのかどうか、ということを裏付ける実験だったのかな?と思いました。
なのでこれがベストかどうかはわからないけど、その両者を掛かり稽古によって向上させることができるよ〜という意味なのかな、と思います。
確かに!子どもたちは剣道の稽古に来ているのにただ心肺能力をあげるだけで、形が崩れるような稽古は良くないですね!
「掛かり稽古三本だけやるから正しい姿勢で最初から全力で行けよ〜!」と言ったほうが集中して取り組めるかもしれません。
タバタ式に近づけることだけを考えるのではなく、全体として剣道の上達につながる稽古をしたいな〜と思います。
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