昨今、作品自体を作り上げるよりも、作る側をアーティストとして造形したい作家をお見かけすることがある。一連の作品は己を演出する小道具であり、とことんこだわっておられるのはこれらの作品を生み出した「あたくし」である。だからどの作品を拝見しても其処からぬるぬると作家が顔を現してくる。芸家に限らない。どの道においても、私臭さを捨てるという事は何処まで行っても難しいものがある。
昨今、作品自体を作り上げるよりも、作る側をアーティストとして造形したい作家をお見かけすることがある。一連の作品は己を演出する小道具であり、とことんこだわっておられるのはこれらの作品を生み出した「あたくし」である。だからどの作品を拝見しても其処からぬるぬると作家が顔を現してくる。芸家に限らない。どの道においても、私臭さを捨てるという事は何処まで行っても難しいものがある。