数日前まで台風到来するのでは…
そうなったら増水して、川に入れない…
と心配していましたが
みんなの日頃の行いのおかげか、いいお天気となりました!
いつものはっちゃけ隊の7月は、ノカナンで川遊びなのですが
今年は、「ウチダザリガニ」という特定外来生物の防除活動に参戦です!!
ウチダザリガニはもともと日本にいなかったザリガニですが
食用として外国から入れられました。
日本全国に入れられたのですが
様々な湖や川に離され、今その数が増えてしまっています。
北海道の涼しい気候がウチダザリガニにはあっているようで
特に北海道で多くなっているザリガニです。
そんな
ウチダザリガニを捕ることで
今いる日本の生き物を守ったり、環境を守ったりすることができます。
ベテラン先生方として
「旭川ウチダザリガニ防除隊」のメンバーや
旭川市環境部の方が登場してくれました。
そのため
今日のはっちゃけ隊はとっても大所帯となりました。
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みんなと仲良くなったところで、いざ川へ!
罠にはすでにたくさんのウチダザリガニがかかっていました。
ザリガニの取り方、つかみ方のレクチャーを受けたら
今度は自分のたも網でザリガニ捕りへGO!
続々と捕まえていきます。
先月やったカジカ捕りとやり方は、結構似ています。
川の中にぽつんといるザリガニを捕まえるポイントとしては…
ザリガニはバックで逃げるので、後ろに網を構えること。
ウチダザリガニは、捕まえて終わり、ではありません。
オスメスに分けて、何個あったのかチェックをしていきます。
よーくよーく見ると、オスかメスかを見分けられます。
それ以前に
つかむのにビクビクだったりもしましたが…!?
同時に、川に入った時に着たウェダーや網、ネット袋などを消毒します。
ウチダザリガニは個体によってはザリガニペストがあり
道具を消毒しておかないと
次回違う川で使うとその病気をばらまいてしまうかもしれないからです。
数を数えられたザリガニは、鍋の中へ。
特定外来生物に指定されているウチダザリガニは
生きたまま持ち運ぶことはできません。
残念ながら、殺してしまうことになります。
ゆでたザリガニは、もちろん食べます★
ここで、ザリガニむきの先生が登場。
食べられるところを教えてもらい、さらに剥き方指導です。
おいしいようで、黙々と剥いては食べ続けておりました。
コツをつかむと、剥くのも早い!
今頃、おみやげザリガニをおうちで食べている頃かな???
最後は、ウチダザリガニ勉強会。
ウチダザリガニはどこから来たのか
今、どうなっているのか
どんな問題があるのか
今日捕って、しこたま食べたザリガニについて、改めて学びました。
勉強会の〆は
ウチダザリガニ防除隊児玉さんによる
スタッフ大爆笑のザリガニ踊りとなりました。
今月のはっちゃけ隊は
「ザリガニを捕って食べる」という、とてもシンプルな活動でした。
今日一日で、本当にたくさんのウチダザリガニを捕まえていました。
捕っても捕っても、取りきれないんじゃないか???
と思うくらいです。
でも
旭川ウチダザリガニ防除隊のみなさんと一緒に活動し、学んだことで
ひとくちにザリガニといってもいろんな種類がいること
外国から連れて来られたウチダザリガニによって、いろんな問題がおこっていること
わたしたちに、できることは何なのか
そんなひとつひとつを知り、考えることができました。
ウチダザリガニって悪いヤツじゃないんです。
外国から連れてきて、いろんな場所に放してしまった
人間が悪いヤツなんです。
ウチダザリガニに限らず
外国から連れてきたその他の昆虫や動物・植物についても
同じことが言えるはず。
みんながウチダザリガニについて学んだことで
これからの未来に
わたしたち人間が同じ失敗をしないようになれたら、と思っています。
さて
8月のはっちゃけ隊はお休みで、夏キャンプとなります。
今年は大雪山キッズワークキャンプ★
大雪山の自然と人に関わる仕事人と出会うことで
多様な自然への関わり方と持続可能な利用について考える体験を積みます。
みなさんのご参加、お待ちしております!
イエティくらぶ東川校 めめ
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