3時に起床して朝ごはん
スープ・おやき・バナナ・チーズでパワーを注入し、 体を温めます。
昨晩はかなり冷え込みましたが、
概ね眠れたとのこと、 準備を済ませたらいざ出発!
暗闇の中ヘッドライトを頼りに進みます。
頭上には満天の星空が広がっています。
動けば暑いし、止まると寒い、地形によっては風も強く、
体温調節が本当に大変。
それでも休憩を繰り返し、足元のぬかるみや滑る場所もなんとか乗り越え、山頂を目指します。
岩場では若干スピードが遅くなりましたが、黙々と進みます。
段々と明るくなってきてました。
「星が見えなくなってきた」「ヘッドライトもう消しても大丈夫だ」
歩くこと1時間45分、頂上は目の前
もう日が昇っちゃう~と言いながら足取りを少し早めます
日の出5分前にギリギリ到着!
「なんとか間に合った~」
空の様子が刻々と変化していきます。
息を呑む絶景とはまさにこの事、
しばし言葉を忘れ、
その後は興奮状態
こういう瞬間に立ち会って欲しくてトレッキングくらぶをやっているんだなと再認識。
厳しく辛いことも自分の力とみんなの力を合わせてやり切る。
達成感の先に見える景色は、テレビや写真では伝わらないほど強烈なインパクトを子どもたちに残すだろう。
徐々に太陽が上がってきます。
太陽が登るのはあっという間、雲海と羊蹄山とご来光。
子どもの1人が「なにか良いことがありますように!」と声を出して自然にお祈りしていたのがとっても印象的でした。
その気持ちすごくわかります。山岳信仰とはこういうことなのかな?
少し落ち着いたら避難小屋に入って暖を取ります。
おしるこ・おからドーナツでエネルギー補給!
甘くて温かいものが体に染み渡ります。
やはり眠気と早朝、寒い中でのテント泊で眠りが浅かったということで体力的に登りは相当に辛かったようです。
外に出ると太陽はこんな感じ。
空の色は青みがかって雲海とのコントラストがまたキレイ
おもわず「やっほー!」
名残惜しいけど記念写真を撮ったら下山開始
下山時は日差しもあり、足取りは軽やか。
登ったアンヌプリの山陰もくっきり
下りは1時間30分
登山道はところどころ雪が残っていてぐちゃぐちゃでした。
降りてきたら泥だらけなので靴やカッパを洗います。
一息ついたらお昼ごはんの準備です。
下ごしらえを終えたらテントの中を片付け
お昼ごはんはサンドイッチ・ボルシチ・わらび餅・りんごとぶどう
今回はキナコさんがすべての料理を指導してくれました。
おかげで常に満腹満足なメニュー!
トレッキングくらぶは運動量の割に痩せない・・・とお褒め?の言葉も頂きました。
食事が済んだらテントもしっかり乾かして
2日間お世話になったベースキャンプを撤収
昆布温泉にゆっくりとつかり、疲れを癒やしたら午後はニセコ観光です。
8つピックアップした場所から行きたいところを4つ選びます。
①ストーンサークルへ
縄文時代のお墓の遺跡。なんか不思議だな~とお祈りを捧げる子どもたち。
②ミルク工房でおみやげ選び。
女の子はどれにしようか迷っていましたね、自分のおみやげにしてました。
もちろん食べ物でもOK!シュークリームがおいしい!
牧草ロールで記念撮影
③ダチョウ牧場へ。
大量のダチョウにびっくりしながら、エサやりで大興奮
④中山峠であげいも!
中山峠からは渋滞に巻き込まれながらもゲームをしながら楽しくドライブ。
疲れて眠りについた瞬間もありました。
昨年のリベンジということで2年連続でニセコアンヌプリへのトレッキング。
運が本当に良くてこんな絶景に出会うことができました。
自然が織りなす、様々な力。
「恐ろしさ」「おだやかさ」「暖かさ」「寒さ」「闇」「ひかり」
いろんな自然な表情を子どもたちに体験してほしいです。
ホンモノ・リアルな経験をこれからも子どもたちと楽しみたいと思います。
キッチンガールのきなこさん、
盛り上げ隊長たけ、
差し入れてくれたぱぴぃ、
全てをサポートしてくれた保護者の方々、
そして最後まで楽しんで頑張った子どもたちに感謝を送ります。
またぜひ!
カツオこと高野克也