ウェールズの大学に通っているウェールズ・イギリス・中国出身の大学生6人と、フランス・本州から参加の2人を加えた合計8名と過ごす国際キャンプ。
2日目はみんなで朝のお仕事からスタートです。
水は川から汲んでいるのですが、途中で川にじょうろがどんぶらこしてしまうハプニングも。
じょうろは無事にキャッチしました。
一仕事の後は、海外の人も一緒にみんなで「いただきます!」
今日の3分間トークはイギリス・フランス・中国の紹介をしてくれました。
特にイギリスはEUとの関係で連日ニュースでもよく耳にする国です。
子ども達も少し身近に感じたでしょうか。
さて、今回のキャンプ、2日目は川でカヌーの予定でした。
が、 北海道にも梅雨が来た!?と思うほど続く雨で川が増水しており、川活動は中止に。
今日川に行けないことは昨晩のうちに子ども達に伝え、みんながっかり。
していましたが…、雨も激しくなく風もそれほど強くない。
朝見に行った海の状態が悪くなかったので、今日は海に行くことに。
これには子どもも大人もヤッターー!の歓声。
水温は高くないけど、ウェットスーツがあれば遊べる!
さっそく着替えて、みんなで海へLet's go!!
海だーーー!!
・・・・冷たいーーーー!!
水が冷たいので、まずは砂浜で遊び、身体をあたためてから入ります。
昨日覚えた単語、覚えてるかな?Simon Saysゲームでは、Walk, Stop, Jump, Clapの昨日覚えた4つの動作に、今日はRunが加わりました。
サイモンさんがStopと言ってくれないので走り続けるみんな。やっとStopがかかるとみんなハァハァいってます。
お、綱を持ってきてるぞ・・・ということで、綱引き大会開始!
みんなのリクエストで、女vs男、昨日のカレーの班対抗、そして子どもvs大人の3本試合を行うことに。
圧倒的に数が少ない男チームはチームワークで勝負。円陣を組み英語の掛け声で気合を入れます。
数的不利にも関わらず、男チームの勝利!
続いて、昨晩のカレーチーム対抗、大人vs子ども(+子どもチームが選んだ助っ人大人3人)
と続き、3本勝負が終わるころにはみんなから「あつい!」の声が。
身体もあたたまってきたようなので、満を持していざ海へ突入!!
やっぱり冷たい!でも楽しい!
・・・でもやっぱり冷たいかも、と思っていたところに、
ダッキーボート登場!
背の高いイギリスのお兄さん達に押してもらい、ダッキーで波乗り。
途中波におされてひっくり返ったりしながらも、何度も何度も波に向かいます。
ボートに乗る子ども達からは自然に 「One more please!! 」の声が。
上手に英語でお願いしていました。
最後は一分間きっかり泳いでから、海とさようなら。
学校にもどると、たつみがあたたかいドラム缶風呂を沸かしてくれていました。
畑に育っているミントとフェンネルのハーブもいれ、ドラム缶ハーブ風呂に。
あたたかくて気持ち良い!
冷えた身体をあたためて、着替え、片づけをすましたら今日はたつみ食堂でお昼です。
サイモン先生に、ゲームで覚えた単語の復習や、Let's play! Please. などのフレーズを教えてもらい、
最後はみんなでお掃除。
寝泊まりした部屋の掃除と、
みんなで使った学校の掃除。
みんなでお掃除がおわったら、あっという間に帰りの会の時間です。
振り返りで、楽しかったこと、印象に残ったことを聞くと
「海でボートがひっくりかえったこと!」がダントツ人気の様でした。
キャンドルファイヤーでの火の精霊やカレー作りが楽しかった人も。
みんなそれぞれお気に入りのシーンがあったようです。
最後はくまちゃんのギターにあわせてぶな森の校歌を合唱。
Thank you!の言葉でしめ、これにて解散!
・・・ではなく、まだ時間があったので、最後は体育館で全員遊びをしました。
みんなで選んだ 氷おに、はないちもんめ、ドッジボールの3ゲーム。
はないちもんめでは、なんと一つのチームが負け続け、最後には1人対その他全員という、
なかなか珍しい光景がみられました。
ドッジボールを始めたところで、
札幌組が出発、お迎えの車も到着しました。
これにて本当に解散。
See you! Bye!
と言いながら名残惜しそうにお兄さんお姉さんともお別れしていました。
今回は、いつものぶな森スタッフや札幌からのボランティアのお兄さんお姉さんに加え、
海外からもたくさん人がきていました。
振り返りでも最初の印象はどうだった?と聞くと
「少し話しかけづらかった」そうです。
これはスタッフも想定していましたが、「じゃあ今は?」と聞くと、
「全然普通!」
二日間ゲームで遊んだり、作業したり、海で遊んだりするなかで、言葉は完璧に通じなくとも
一緒に遊べるんだ、楽しいんだ、と感覚的に感じたのでしょうか。
普段言葉の通じない人と一緒に過ごすことはあまりないかもしれませんが、
つながろうとする心さえあれば、外見が違っても、言葉が通じなくとも、
通じ合うこともできるんだよ、ということを身体でわかってくれたら私達もうれしいです。
”違い”のある人のことを避けたり関わらないようにするのはよくある反応ですし、簡単ですが、
一歩ふみだすことができれば、きっともっと楽しい!
人に対しても、自然にたいしても、違いを恐れずに、受け入れて楽しめるようになると、
いろんなことがもっと楽しくなると思います。その欠片を少しでも今回のキャンプで感じてくれていると良いな、と思います。
さて、来月のイエティくらぶ黒松内校は
「寿都の浜辺でお泊りキャンプ」!
浜辺でテントをたててお泊りをし、海でも遊ぶ海を満喫しましょう!
黒松内ぶなの森自然学校:大類(ちこ)