2012年も幕を開けてはや1か月が経ちました。
イエティまるやま校は約2か月ぶり。みんなに会うのをとても楽しみにしていましたよ!
今日はいつもとは一味違うとっておきの雪遊びを用意してきましたから。ふふふ。
本日の集合は円山公園バスターミナル。
いつものようにここからバスに乗ってお出かけです。
目的地は旭山記念公園。
もうみんな早く遊びたくてウズウズしている様子。
ほら、降りたらこの通りさっそく雪玉を片手に遊びモード。
決められた道なんて歩かないの。新しい道を自分で切り開くのだ。
旭山記念公園・森の家に到着しました。
荷物を置いて、遊べる支度を整えたら、ひみつの雪遊びスタートです!
最初の遊びは定番の雪合戦。
…だったはずですが、それがそのうち雪中相撲に発展。
スタッフを倒せ!!
「疲れた~。でも、楽しぃ~。」
朝からため込んでいたパワーをひとまず発散し、気分も爽快になったところで今度はとっておき尻すべりポイントにみんなで移動します。
おうちから持参したコメ袋を忘れずにお持ちくださいませ。
わっせ、わっせ。よいせ、よいせっ。
山道をひたすら登ります。
まだ登ります。
まだまだ登ります。
休憩中でも遊んでる。
もしゃもしゃの木発見。登れるかな?
さぁ、もう少し登ってみるよ~。
尻すべりポイントに到着です。
ここまで登ると、尻すべりのコースも超ロングコースを楽しめるわけです。
それいけ~!!
コメ袋、大活躍。
ロングコース、尻すべりを長く楽しめるのは良いのですが、頂上まで登ってくるのは大変。
それでもみんな何回もわっせわっせと登ってはすべり下りるを楽しんでいました。
お昼ご飯を食べるために戻り来て、雪をほろって見てみれば、たくさん遊んだ証拠がスキーウェアのフードの中に。
お昼ご飯タイム。雪遊びはとってもエネルギーを使うので、みんな食欲旺盛です。
さぁ、美味しいお弁当を食べて充電完了。
再び雪の世界へ。
冬眠中のクマ発見。雪の布団をかけてあげましょ。
ひみつの雪遊び①は“音を頼りにラジオを探せゲーム”です。
ルールは簡単。
雪の中に隠したラジオを音を頼りに見つけ出す、というゲームです。
「これぐらいの音量で鳴らしてあるから見つけてね」
「えぇ~、簡単だよぉ~」と子どもたち。
しかし、実際にやってみると聞こえない!見つからない!
「どこ?」「こっちから聞こえた!」「…聞こえないよ?」「あっちかなぁ??」
「みんなしゃべってるから聞こえないいんだよ!」「シーッッ!!」
「……こっちから聞こえる!!」
「このあたりから……」
「もう一回静かにしてみよう……」
「……!!聞こえる!聞こえる!」
雪の中を掘って、掘って、掘って…
「あった!!」
ラジオを出して聞いてみると予想以上に大きな音で鳴っています。
それが雪の中に埋めると途端に小さくなってしまうのです。
雪が音を吸収してしまうんですね。不思議~。
ラジオ探しゲームの次は、ひみつの雪遊び②“寒い北海道だからできるおやつ作りで大実験!”
アイスクリーム作りメーカーにリンゴジュースを入れて、その周りに雪を入れます。
このときに、雪だけ入れたものと雪と一緒に塩を入れたものでは、どちらがはやくシャーベットを作れるのかを大実験。
まずは、雪の温度が一体何度なのかチェック☆
だいたいマイナス2~3度くらいでした。意外と冷たくない。
アイス作りメーカーに雪を詰めます。
そして、転がしながら冷やします。
「渡したい人の名前を呼んで転がすんだよ!」
子どもたち自身から出たアイディアでしたが名前呼び合いっこシャーベット作りパスゲームは、なんだかとても心温まる光景でした。
こちらはシャベルを使ってボーリング。
15分経過。
中の様子を見てみることに。
塩を入れたボールのほうは
シャーベットになっている!
一方、雪だけのボールのほうは
ジュースのまま。
この違いは何だ?!
詰め込んだ雪の温度を測ってみることに。
雪だけのボールのほうは詰めたときの温度と変わらずマイナス2度くらい。
塩を入れたほうはというと、
みるみる下がってマイナス10度!
それぞれボールの中に入っている雪を取り出してみると、塩を入れないほうはサラサラの雪。
塩を入れたほうはベチャベチャに解けています。
塩と雪が出会うと、解けているのに温度は下がる……なんだか頭の中がこんがらがりそうですね。
塩を入れなかったボールのほうにも塩を入れてみんなでシャーベットを作りました。
寒い冬の北海道だからできるおやつ。
みんなで美味しくいただきました。
最後にご紹介するのはひみつの雪遊びおまけ編“鍋の雪はどうなった?大実験”
ラジオ探しゲームで、ラジオを隠すのを待つ時間を利用してやった予想実験。
鍋いっぱいに雪を詰めてストーブの上に置きます。
雪が全部解け切ったら、雪解け水は果たして鍋のどの辺まであるでしょうか?
「もちろん、鍋いっぱい!!」
「半分くらいなんじゃない?」
みんなの予想はこんな感じ。
果たして結果は…?!
なんと、鍋の半分にも満たない(だいたい鍋の3分の1くらい)の量に!!
「なんでだぁ~??」
「雪ってもとは水なんじゃないの??」
「わかった!蒸発しちゃったんだ、きっと」
子どもたちは自分が持つ知識を総動員してこの現象について考えます。
雪は確かに水からできてるんだけど、どうやら水だけでできてるわけじゃないみたいだね。
「あ!空気だ!!」
ピンポ~ン!雪って不思議な生き物だね。
ラジオの音が雪の中だと小さくなる現象や、塩を入れると温度が下がるという現象。
それがなぜそうなるのか?はおそらく中学生や高校生になったら詳しく勉強するでしょう。
今の子どもたちにはそういった現象が起こるリクツまではわからなくても、
今のうちにこうした現象にたくさん触れておくことが大切なんじゃないかと思うんです。
子どものうちにたくさんの「なんだこれ?」「変なの~」「不思議だなぁ~」に出会って、
それが今度は「もっと知りたい!」になっていくと学校の勉強も少しは楽しくなるでしょう?
遊びの中から「なんだこれ?」という好奇心の芽を見つけられる活動をこれからもしていきたいと思っています。
さて、バスの時間もありますからそろそろ帰る支度をしますよ。
帰る支度が出来たら最後のひと遊び。
坂の上からゴロゴロごろ。
目が回ったよぉ。
最後の最後まで雪遊びを満喫しました。
押しくらまんじゅう、
押されて落ちるな
押しくらまんじゅう、押されて落ちた
転がった
こっちの世界にいらっしゃい~。
きゃー!!
みんなとてもいい顔をしていました。
おーい、そろそろバスの時間だよ。
バス停までの長い階段ももちろん尻すべりです。
次回は23年度最後のイエティまるやま校『さっぽろミステリーツアー』をお届けします。
どこに行くかって?
それは、行ってみてからのお楽しみ☆(だってミステリーツアーだもん)
来月もみなさんのご参加をお待ちしています。
札幌まるやま校・上道和恵(うえちゃん)