子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

札幌校/夏休みながぐつキャンプ その3

2006年07月28日 20時08分26秒 | 札幌まるやま校
最終日も晴天!朝食と荷物整理を手早く済ませ、黒松内の隣町、寿都の磯へでかけました。

防波堤を乗り越えると、黒い岩がごつごつした磯場が眼下に広がり「うわぁ」と声が上がります。各々箱めがねや魚網を手に、生き物探しが始まりました。
潮溜まりのたくさんのヤドカリに「かわいい!」。イソギンチャクをつつくと、ぷにぷにした感触に「気持ちいい!」。手のひらの上で、うにうにとトゲを動かして歩くウニに「面白い!」・・・その他にも次々と面白い物を発見していきます。彼女達の限りない好奇心に、感服させられました。

魚捕りに夢中になり始めたところで、出発しなければいけない時間になってしまいました。「もっと遊びたい!」との声に後ろ髪を引かれつつ、自然学校へ戻りました。

最後のご飯は長期村の子ども達と一緒です。海で遊んできたながぐつキャンプの子ども達の食欲に、長期村のスタッフも驚いていました。

食後はテントをたたみ、荷物もまとめて、いよいよお別れです。3日間と短い間でしたが、最後はお互いがっちりと握手を交わし、とても晴れやかな表情で、それぞれの家に帰って行きました。



札幌、大阪、仙台、香港と、多様な場所から集まった4人の女の子達は、みんな個性的で素敵でした。短い時間でしたが、みんなで過ごした3日間が、心に残る原体験になってくれれば嬉しいです。
みんな、また遊びに来てね!!

<文:NPO法人ねおす 北川浩二(みすたー)>

札幌校/夏休みながぐつキャンプ その2

2006年07月27日 22時54分41秒 | 札幌まるやま校
朝目覚めると、空は雲ひとつない青空!カヌーツーリングにはこれ以上ないお天気です。
黒松内を流れる清流 朱太川を、自然学校の近くを朝10時に出発し、日本海まで下るロングツーリングです。自然学校の校長、たかぎぃも加わってカヌーとダッキー(とても沈みにくいゴムボート)でのんびりと下りました。
流れに艇を任せてみたり、競争してみたり、水の掛け合いをしたり、魚を探したり・・・思い思いのペースで水の旅を楽しみました。

  

お弁当を途中の川原で食べ、さらに下ること1時間ほど。目の前が一気に開けて、真っ青な日本海が現れました。河口でしばらく波に揺られて川から海への変化を感じて、みんな満足気な顔で上陸しました。

温泉で汗を流して自然学校に戻ると、今日から始まる黒松内長期自然体験村の人たちが集まっていました。子ども33名、大人20名以上で20日間過ごすキャンプです。自己紹介をして、歓迎パーティを一緒に楽しみました。

今夜も降るような星空の下、焚き火をしながら語らいました。昨日会ったばかりのメンバーですが、すっかり打ち解けて、とても暖かな時間でした。

明日はあっという間に最終日。寿都で磯遊びを楽しんできます!

<文:NPO法人ねおす 北川浩二(みすたー)>

札幌校/夏休みながぐつキャンプ その1

2006年07月26日 23時24分10秒 | 札幌まるやま校
2泊3日を黒松内で過ごすながぐつキャンプ。
昨日から顔を出した青空に迎えられて、4人の女の子達と2人のスタッフが黒松内に集まりました。

ゆっくりお弁当を食べてから、自然学校の中を探検。水槽の魚に釘付けになったり、体育館のマットで飛び跳ねたり。外に出ると、桑の実に夢中になったり、畑で野菜を収穫したり。とにかく面白いものがあったら立ち止まる、というのんびりペースで過ごしました。

最後は自然学校の裏を流れる一木川で魚捕り。獲り方のコツを覚えると、様々な魚が網にかかり、みんな大興奮でした。



たっぷり遊んだ後は、みんなで3日間の食材のお買い物に行き、夕食作り。テントを張り、テーブルもセッティングしてキャンプ村が整ったところで、お待ちかねの夕食。裏の畑で取った食材をたっぷり使ったご飯は、とても美味しくできました。

食後は焚き火を囲んで、マシュマロを焼いたり、満天の星空(曇りがちの黒松内では珍しい!)を眺めたりして、ゆったり楽しく過ごしました。

明日はカヌーでロングツーリングです。天気も良さそうなので、みんな楽しみにしています。

<文:NPO法人ねおす 北川浩二(みすたー)>

黒松内 水のリスクマネジメント研修

2006年07月20日 00時48分14秒 | 黒松内校
たーぼです。

一週間後には20日間に及ぶ長期自然体験村がはじまる黒松内では19日~20日の2日間をかけて、毎年恒例のスタッフの水のリスクマネジメント研修が行なわれました。

19日の午前中は消防署のかたに来ていただき、心肺蘇生法の練習。午後からは川に行き、水の流れかたを感じたり、スローロープを使い、流れてきた人にロープをわたす練習をし、20日はカヌートレーニングを行ないました。川のスペシャリスト大雪山自然学校の「とばじぃ」の下、楽しみながらも真剣に取り組みました。

           
講義では、活動中の危険を全員で出し合い話し合ったり、保険のこと、万が一事故が起きた場合の対応方法などを確認しました。

長期村でも毎日のように水のプログラムが展開されます。水の活動以外でももちろん、事故のない様に細心の注意を払って長期村を大きな事故なく、乗り越えたいと思います。

<ぶなの森自然学校 鈴木剛充(たーぼ)>

リスクマネジメント

2006年07月19日 13時14分41秒 | 雑記
みすたーです。

17日に、登別市ネイチャーセンター ふぉれすと鉱山のボランティア研修に参加してきました。その中で「川のリスクマネジメント」についての研修がありました。

「リスクマネジメント」は日本語にすると「危機管理」。
どうすれば事故を防げるか、事故が起こったらどうするのかを考えて、対応しておくことです。自然の中では様々な危険があるので、リスクマネジメントは必須です。特に水遊びがいっぱいの夏休み前には、毎年こういった研修に参加して水の危険を再確認しています。

そして、川遊びの危険を知るには、川に入ってみるしかない!ということで「大人の川遊び」をしてきました。黒松内でいつも遊んでいる朱太川とは違い、とても流れの速い川なのでいつもと全然違った遊びができました。急な瀬を流れたり、4mの砂防から飛び込んだり…とても冷たかったですが、楽しいのなんのってもう、最高でした!

危険はあるけど、楽しくてためになるのが自然体験活動。私達スタッフがきちんとリスクマネジメントに取り組んでいきますので、夏の活動に参加される方、お楽しみに!

今日・明日と黒松内で行っているリスクマネジメント研修については、また後日ご報告します。たーぼ、よろしく!

☆NPO法人ねおす 北川浩二(みすたー)☆

厚真校/田んぼと畑と森のあそび場・6月 その3

2006年07月16日 20時29分10秒 | 厚真校
■ハスカップとりに石釜パン!
2日目のお楽しみ、ハスカップとり。
本田農場には道端にいっぱいハスカップの木が生えているのです。楕円形の小さな実を取って口に含むと、酸っぱいもの、甘いもの、苦味にあるもの 色々な味があります。ツマミ食いしながら大きい実を探し集めました。輝さんお勧めはハスカップの砂糖がけ。はすかっぷに大量に(ハスカップの倍くらい!)砂糖をかけて、がしがしかき混ぜて食べます。その味は・・・こーたろーが悲鳴を上げていました。何とも刺激的な味なのです。

そして、この日のもう一つのお楽しみは手作りの石焼釜で焼くパン。道産小麦と天然酵母で作ったパン生地をみんなで成型して、釜で焼きます。チーズ、ゴマ、オレンジピール・・・色んな種類のパンが焼けました。石焼釜初披露とあって、温度調整がなかなか難しく、ちょっと失敗してしまったのもありましたが・・・ほとんどはカリッとモチモチ、美味しく焼けました。みんな、ホントに良く食べていましたよ。

9月は森と畑の収穫祭!収穫の秋を楽しみますよ。お楽しみに!

厚真校/田んぼと畑と森のあそび場・7月 その2

2006年07月15日 20時27分28秒 | 厚真校
■じゅん菜とり!
草とりの後のお楽しみは、中沼でのじゅん菜とり。じゅん菜は、蓮の葉を小さくしたような感じで、沼の表面を覆っています。その、水面に浮いている葉っぱの下に隠れた開く前の葉っぱはなめこのようなぬるぬるで覆われていて、これをとるのです。
カヌーを漕ぎ出してじゅん菜とりをしました。静かな水面を音もなく進むカヌーは最高に気持ちいいのです。じゅん菜もとりましたが、それ以上にカヌーに乗ったり、じゃぶじゃぶと沼に入って遊んだりするのがとても気持ちよかったです。

取ったじゅん菜は、その日の晩は酢の物に、翌日はみそ汁にして食べました。特にみそ汁は絶品!がんばってとった甲斐がありました。

この日の夜は、ホタルを見ることができました。草とりと、カヌーやロープでたくさん遊んだ疲れを温泉で癒して、みんなぐっすりと眠ったのでした。

厚真校/田んぼと畑と森のあそび場・7月 その1

2006年07月15日 19時17分13秒 | 厚真校
夏を迎えた本田農場。今月は色んなものを「とった」田んぼと畑と森の学校でした。

■田んぼの草とり!
先月植えた苗はもう40cmあまりに育っていました。そして、除草剤を使っていないこの田んぼ、他の草達もおんなじくらい元気におがっています。先週輝さん達が草とりしたばかりなのに、もうこの育ちっぷり。
この日は大変な暑さ。汗だくになりながら草をとっていきます。とった草は、逆さにして泥の中に埋めてしまうのです。腰も痛いし大変なのですが、前回の田植えと同様、やってるうちにどんどん要領がつかめてきて、スピードアップしてきます。そして、一列抜き終わって後を振り返ると、すっかり稲だけ残ってきれいになっているのが何とも爽快!
・・・とはいえ大変なこの作業でしたが、みんなで協力して何とか終らせました。

黒松内校/月例スクール・7月 その2

2006年07月09日 18時42分41秒 | 黒松内校
 ◇寿都探検ウォークラリー
  イエティ3日目。7月のウォークラリーを寿都町で行いました。
 寿都町は漁業で栄えた町で神社やお寺には豊漁を祈願して神様が祀られています。寿都湾から見える景色はとてもきれいです。

  寿都町を楽しみながら知ってもらおうをテーマにして、山側の方から細い道などを通って、お寺、神社を回り、買い物をして海に出るルートにしました。

  ポイント地点にさせて頂いたお店や神社の方々が親切に子どもたちの質問に答えてくれていました。
  子どもたちはグループ内でぶつかり合い、または協力しながら問題を解き進み楽しく歩いていました。
 
<文:黒松内ぶなの森自然学校 実習生 山田 由美子(山ちゃん)>
 
 

黒松内校/月例スクール・7月 その1

2006年07月08日 22時33分13秒 | 黒松内校
7月に入り、黒松内も夏らしい天気を見せてくれています。今回は子ども18名大人12名と先月より10名くらい少ない人数での例会となりました。

◇政泊漁港で磯遊び&堤防ダイブ!
本日は午前中に5月にみんなで作ったやんちゃっ子農園でズッキーニやほうれん草などの野菜を収穫した後、おにぎりを作り、寿都町は政泊漁港に行ってきました。
太陽が出て風もなく海遊びには絶好の天気の中、思う存分時間になるまで遊びつくしました!

3m以上ある堤防から海にダイブする通称「飛び込み」は今年も大人気で小学校1年生の子も何度も何度も飛び込んでいました。

すぐ横の磯ではタコ糸の先にスルメをつけた釣りざお?でカニを釣る「カニ釣り」やヤドカリの中身を出して貝に戻る瞬間を何度も見る遊び?をしたり、テトラポットの上で濡れた体を乾かす「甲羅干し」などなど好奇心の赴くまま磯遊びを楽しみました。

<文:黒松内ぶなの森自然学校 鈴木剛充(たーぼ)>