2022-0901-man4470
万葉短歌4470 水粒なす4141
水粒なす 仮れる身ぞとは 知れれども
なほし願ひつ 千年の命を 大伴家持
4141 万葉短歌4470 ShuJ680 2022-0901-man4470
□みつぼなす かれるみぞとは しれれども
なほしねがひつ ちとせのいのちを
〇大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第178首。題詞に、「願寿(いのちを)作歌一首」、左注に「以前(さきの)歌六首六月十七日大伴宿祢家持作」。さらに4467左注参照。
【訓注】みつぼ(美都煩)[「<水沫〔(みなわ)〕>よりさらにこまかく浮動して消える泡…」]。仮れる身(かれるみ=可礼流身)[「仏教<仮身>の翻読語」]。寿(「寿命。命が長くあること。ジュと音読してもよいし、イノチナガキコトと訓むも可」)。
【2022年09月01日】2010年11月01開設から 4321日
【アクセス数】トータル閲覧数1110294PV トータル訪問数344386UU