2022-0925-man4494
万葉短歌4494 水鳥の4165
水鳥の 鴨の羽色の 青馬を
今日見る人は 限りなしといふ 大伴家持
4165 万葉短歌4494 ShuJ778 2022-0925-man4494
□みづとりの かものはいろの あをうまを
けふみるひとは かぎりなしといふ
〇大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第202首。左注に、「右一首為七日侍宴〔(朝廷での青馬節会(あおうまのせちゑ)、七日節会)〕右中弁大伴宿祢家持預(あらかじめ)作此歌…」。
【訓注】水鳥の(みづとりの=水鳥乃)[「<鴨>の枕詞」]。青馬(あをうま)[「葦毛の馬。中古以来<白馬>と書く。<青>は白と黒との中間の漠然たる色」]。今日見る人(けふみるひと=家布美流比等)[「陽月陽日(陽は奇数)に見れば、一年の邪気が払われる…」]。