今回の旅行の目的のひとつ、大英博物館へ。
正面入り口。

私達はグループでしたので、裏口より入りました。

館内の様子。


ガイドさんと2時間見学でしたので、見たりない箇所も多々あったようです。
まずは、ロゼッタストーン。
レプリカの前で説明を聞きました。

ヒエログリフ(神聖文字)、デモティック(民衆文字)、ギリシア文字の三層構造のこの石板は、ヒエログリフ解読に決定的な役割を果たした。
ナポレオンのエジプト遠征の時に(再)発見されたことでも有名であるし、ナポレオンをエジプトで打ち破ったイギリスがそれを戦利品として本国に持ち帰ったことも有名。
本物の裏側。ただの岩です。
正面も撮ったのですが、ガラスケースの反射ではっきり写っていません。

入ってすぐ、モアイ像
イースター島にある像の名前はホア・ハカナナイア。

双頭の大蛇
16世紀ごろのメキシコ、アステカ帝国で作られた素晴らしく美しい工芸品。体はトルコ石のモザイクで、口と鼻は赤い貝殻で、牙は白い貝殻で形作られた双頭の蛇の像である。この時代のメキシコにおいてトルコ石は大変珍重された。そのトルコ石を小さなモザイクにして、蛇の鱗はかたどられている。

人面有翼牡牛像
マラッソスとよばれる像で、アッシリアでは守護神として城門に飾られた。頭部は人間で、体は羽のある牡牛となっている。館内で一番大きな展示物。

アッシリア王の獅子狩りのレリーフ
古代メソポタミア、アッシリア帝国の繁栄を今に伝えるレリーフ。アッシリア王がその武力を誇示し、民衆を守り、敵に打ち勝つ力があることを示すために実施したライオン狩りを記している。

パルテノン神殿の破風彫刻
パルテノン神殿の東部の破風を飾っていたアテナ誕生の物語を描いた彫刻群の一部。
当時の有名な建築家であり彫刻家であったフェイディアスにより制作されたディオニソス像。

破風全体のイメージ。


その裏側。

パルテノン・マーブル
19世紀にイギリス貴族エルギン伯が、当時ギリシャを治めていたオスマン帝国のスルタン、セリム3世の許可のもと、パルテノン神殿からこれらの彫刻を切り出して、イギリスへと輸送し、イギリス政府に寄贈したことで、パルテノン・マーブルは大英博物館に所蔵されている。また、その経緯からエルギン・マーブルとも称されている。
古代ギリシア彫刻の神髄を眺めることができる。


馬の頭部

彫刻

ヌルイデス・モニュメントン
リキュアの都クサントス(現トルコ南西部)で発見された神殿風の墓廟。建物はイオニア式で、レリーフにはギリシャとペルシャの戦い場面が描かれている。

ギリシャ、パルテノン神殿に行った時の説明に、「ここにある彫刻、像はほとんどレプリカです。本物は大英博物館にあります。」それを聞いた時、いつか大英博物館へ見に行こうと決めていました。実物はその当時を思い描くことができ、感慨深いものでした。