東京工業大学の掘越弘毅名誉教授は「土壌の1グラムの中に1千万から10億の微生物が生きているといわれているが、現代の技術を用いてもその1~10%程度しか、我々には分離できない。知識は少しずつ広がってはいるが、まだまだわかっていないことが多い。基礎科学で自然との対話を始めたばかりであり、微生物学者が微生物と対話する方法を知ればバイオテクノロジーを進化させるチャンスを手にすることができるだろうと信じている。しかし、そのチャンスを得るためには、研ぎ澄まされた感性ととにかくやってみようというチャレンジ精神が不可欠ではなかろうか。」と語っていた。なるほど。