百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

入梅??

2006-06-08 00:23:14 | 季節
そろそろ入梅・・・折角、最近いい天気になってきたのに・・・残念。今日は太陽が暈〔かさ〕を被っていたので、やはり明日からは天気予報通り、・・下り坂。このまま入梅だと、ますます日照不足が続く・・・このままだと夏場の野菜は高騰???・・・こちらはこちらで困ったものだ。
トマトは朝少し冷えて、日中は暑く、寒暖の差があればあるほど美味しくなるみたいだ。それは野菜全体にいえることで(野菜だけじゃなく、お米もそうらしいが)、冬野菜は、冬場の冷え込みが糖度をあげてくれるようで、それは食物の生理的な反応で、糖度をあげることで自らの凍傷を予防しているようだ。結構、移動すら出来ない植物達は植物達で自らを自らの知恵でしっかり防衛しており、人間ももっといろいろな視点で知恵を絞らないとこの厳しい環境には生き抜けないのではないか。
入梅前にやるべきことはしっかりやり、梅雨の期間中にしたいことをひとつひとつ丁寧におこなう・・・少しは頭を使い、少しずつ一歩ずつ、一日一日ゆっくりと進化していきたい!!

紋白蝶

2006-06-06 22:28:45 | 農業
先日から、三女がせっせセッセと虫かごにキャベツを運んでいた・・・何をしているのかと虫かごを覗いてみると、なんとそこには“青虫”が・・・百姓にとって“青虫”は天敵?!なのに、三女にとっては大切な“友”。立場が違うと見方も接し方も変わる・・・不思議なものだ。
そんな“青虫”がサナギになってもう一週間余り、最初は喜んで学校に持って行ったりしていたが、少し小さなサナギだったので、本人曰く「蝶々でなくっちゃ、困る??蛾、だったら恥ずかしい・・・」らしく、しばらく家のリビングで世話をしていた。
そんな“サナギ”が今朝、羽化した!!なんだか、やったッ!!!って感じ。
三女が人生ではじめて経験した子?!育て!!!
毎日毎日、キャベツを新しいモノと替え、霧吹きをして、三女も成長したものです。まだまだ自分のことも満足に出来ないのに。でも、みんなこうして成長していくんだナァと改めて自分の足許をみる今日でした。。
※写真はのちほど・・・。

“ありがとう”の文化

2006-06-05 21:16:42 | 農業
農業をやっていると、思わず“ありがとう”と声を出して手を合わせたくなる瞬間がある。普通仕事の中であまり一喜一憂しているとなかなか思い通りに進まないが、まさしく農業も一日一日を大切にはするものの、様々な事象に一喜一憂していると精神が持たなくなる。
今日も「トマトがしおれて・・・どうしたらいいの?」という問合せを頂いたが、トマトは水を切って育てた方が良いので、「しおれるくらいがいいのでは??」と思う。でもしおれている姿はあまりいいものではないので、ついつい水を与え過ぎてしまう・・・与えてしまうとついついトマト自身に甘え癖がついて、ついついわざとしおれて水を貰おうとする。なんだか子育てのようだが、そんなものである。
“ありがとう”の話に戻すと、「ありがとう!」を毎日千回言うように努力している人がいるという、『ありがとう』という言葉を発すると、心や頭が充実し、“生”への充足感を持たせてくれる効果があるという(清原選手のドクターで有名な平石医師によると)。些細なことでも『ありがとう!』という言葉は、聞く人も気持ちはいいし、言った者はその言葉のあとにあまり愚痴を言いたくなくなる。不思議なものだ。
ことばはまさに“言霊”!!!もっともっと「ありがとう!!」を発していこう。

そろそろ赤くなりますヨッ!!

2006-06-04 21:04:38 | 農業
ミニトマトも順調です。そろそろ赤くなり出したのがチラホラ!!なんとも嬉しい瞬間です。なかなかトマトづくりは実が出来るまでに時間がかかるので、実が赤くなり出すとなんとも言えず心ウキウキ・・・。今年も美味しいトマトになっているといいのですが。
今年の特徴は、 ・追肥に“魚粉”を少し  ・潅水はほぼ毎日(量はごく少ないですが)  ・雨の日には“酵素オカラ”を少し  です。
あとはほぼ昨年と同様に ・不耕起 ・元肥は米のとぎ汁のみ ・2本立ち ・一週間に一度“天恵緑汁(僕の場合は、トマトの脇芽で作っていますが、・・・)”を振っています。 
6月下旬から販売を再開しますので、乞うご期待!!

そろそろトマトも赤くなる?!

2006-06-03 21:53:20 | 農業
先日、鍛冶屋サン(鉄骨加工業と言った方が良いのかも?本人曰く、「板金業や製罐屋とは違う」らしい)と話す機会に恵まれた。鍛冶屋サン曰く、『私達の業界も、如何に技術を残すかが課題だ。ある意味で資金を投下して機械化が進んでしまうと誰でも出来るようになってしまう、誰もが簡単に出来るモノは他国にも簡単にまね出来てしまい、国産である必要がなくなってしまう。結局機械化による合理化、効率化、マニュアル化は自らの値打ち(単価)を下げるだけだった。図面だけでは伝わらない内容を把握し、現場でしっかり現場にあった鉄骨の加工が出来る、細かい施主さんのニュアンスを丁寧にカタチに換える等々、それらが鍛冶屋にとって最も必要な技術であり、これからも尊ばれる仕事内容になると思う。』
なんだか、農業も同じ・・・
大規模化が政策的に進められているが、誰もが可能な大規模化は必然的に作物の質を落とし、海外での栽培を容易にする。国産の価値は何で、手間をかけない農作物が日本の食文化にもたらす影響は・・。もう一度、国策としての農業をどう捉えるか、自給率をどうしたいのか等々みんなでしっかり考え、方向性を見据えてしっかり行動を起こさなければ!!農業は誰もが何らかのカタチで携れるものなのだから。
※昨日の大玉トマトのハウスの様子です。そろそろ赤くなり始める頃です。今年のトマトは播種を少しずらしたことと、天候不順とが重なって昨年より1ヵ月ほど遅い収穫となります。今年も美味しいトマトが収穫出来ますように。

酵素オカラ・・・その2

2006-06-02 20:57:18 | 農業
これが『酵素乾燥装置・・・バイオブレンド』の全体像!!
今回はハウスの中に設置していますので、いつでもどなたにでも御覧頂けます。
結構、コンパクトなようですが、「300kg対応にしては大きいのでは?」との声もあります。これは攪拌時に空気とおからを如何に混ぜるかがポイントとなっており、ある程度の余分な空間容積が必要になるからなのです。
今年は、施設園芸や家畜の飼料として活用してみる中で、効果の検証もしてみたいと考えています。(昨年は乳牛で確認済み!!)

酵素オカラ・・・その1

2006-06-02 20:43:10 | 農業
これが昨日導入された・・・
あの噂の『酵素乾燥装置・・・バイオブレンド』の中身???
実は攪拌はあまり速度が早いわけではなく、1分間に3回転のみ。
温度も酵素が一番活発に活動する65℃前後。
生おからを投入後、24時間で水分率5%以内の『酵素オカラ』が完成!!
搬入は上部からとなるので、少し持ち上げるのに大変ですが、搬出口はほぼ自動で
攪拌のタイミングで排出されます。
これが一台あれば、一日でほぼ300kgの生おからから75kgの『酵素オカラ』が製造可能になります!!
私達はこの『酵素オカラ』を使った水稲を昨年に引き続き今年も実施。今年は全国10ヵ所でも同時に実験を行っており、肥料効果はもとより田植え時に同時施肥することで抑草効果を狙っています。興味のある方は、サン愛ブレンドもしくはシバタプラセールファームまで!!!ご一報くだされ!!

サマータイム

2006-06-01 22:13:56 | 農業
今日は6月1日、例年通り本日より『サマータイム』を導入しました。『サマータイム』といっても、どちらかというと欧州的というか中時間に昼寝をし、早朝と夕方にしっかり仕事をするパターンのことで、野良仕事にはぴったり!!つまり、暑い時間帯は仕事を極力しないという考え方に基づいています。
でも一番の難点は・お昼にしっかり昼寝が出来ないと、只の長時間労働になってしまうということ・・・で今日はまんまとそのパターンに陥ってしまい、朝の6時から夕方の7時まで働く羽目になってしまいました・・・。残念・・・!!
でも、今日はやっと念願の“バイオブレンド(酵素乾燥装置)”が私達の畑にやって来ました!!写真は明日掲載するとして、今後はこれで酵素オカラがしっかり製造され、私たちも使えて、残りは販売することが出来ます!この“バイオブレンド”と“酵素”を用いることで、生オカラはほぼ18時間で水分率5%以下の酵素オカラに変身し、成分であるアミノ酸はほぼ約4倍に膨れ上がります!!
まだ今期少し残っている水稲の抑草剤として、また施設野菜の肥料や平飼養鶏の飼料としてとして今後しっかり活用して、いきたい!!
※詳しい内容は明日、乞おうご期待!!!