百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

トノサマバッタ( その2)!!

2006-09-19 22:04:00 | 環境
バッタの写真が結構不評だったので、今日はとっておきの写真を掲載します!結構かわいいバッタ君でしょう?バッタ君の右後方下手には、彼の脱け殻(羽化殻)があるように・・彼は今、羽化したばかり!おそらく身体をかわかしていたのでしょうか、カメラにも動揺せず、ハイ、ポーズ!!

トノサマバッタ!!

2006-09-19 00:33:44 | 環境
ハウスの中にはバッタがいっぱい!・・・片付けは終わったものの、一部スペアミントの生えているところはそのまま残しておいた。・・・というのは、トノサマバッタやキリギリス、カマキリがいっぱいいたので、少し生活空間を残しておきたかったのです。そんな畑に、今朝来た三女は、虫カゴをおもむろに出すと、ハウスの中で、バッタを追いかけ回し、大騒ぎ!!キリギリスも捕まえたんですが、なんとキリギリスは肉食らしく、カマキリを食べるらしい(後で調べてみるとアマガエルも食べる!?という)!!それは困った、ということでトノサマバッタだけ虫カゴに入れることになりました!!

バイオエタノール

2006-09-17 22:12:40 | 循環
最近、原油高でバイオエタノールがやたら注目を集めている。さとうきびやトウモロコシを原料に糖質の発酵でつくるこの燃料は、原料となる植物自体がすでに二酸化炭素(CO2)を吸収しているので、製造段階や燃焼時に排出されるCO2は理論上ゼロ(いわゆるカーボンニュートラル)となり、また、太陽と水があれば育成可能な植物は、限りある化石系燃料に対して半永続的に利用可能な燃料となるのではと評価されているのだ。
ただ大切なことを忘れてはならない、現状の日本のエネルギーの自給率は20%(原子力の原料ウランも輸入だと位置づけるとなんと5%といわれている)しかなく、今後さとうきびやトウモロコシを原料にエネルギーを作り出そうとしても、その生産量(栽培量)はわずかしかなく、そちらのほうも輸入に頼るとなると元も子もなくなるということと、エネルギーの生産のために植物を大量に栽培すること自体が、地球環境の破壊に繋がらないかということ(もともと農業自身が自然破壊なのだから…)。
稲ワラなどのソフトバイオマスからセルロース類を分離し、糖化する方法が最近成功されたという、さとうきびやトウモロコシなどは大切な食糧でもあり、廃棄されている有機質(稲ワラ等)を用いる方法は画期的な技術になるのかもしれない。しかし、そこでも大切になるのは地域で排出される有機性廃棄物の総量と必要なエネルギーの総量とのバランスであり、地域社会としてエネルギーをどう捉え、将来どういう位置づけで現在があるのか等しっかり見据えて取り組む必要がありそうだ。

ハウスの中!!

2006-09-16 22:27:21 | 農業
これが今日のハウスの中!やっと片付けが終わり、AF(アグリフィッシュ...土壌改良材)を撒き、表層だけを簡単に耕し、ホースで水をしっかりうって、黙ってアトは2週間待つのです!←これでphを高めに誘導し、アルカリ性細菌を一度、増やすのです。今期はちょっと変わった(!?)栽培をしようかなぁと思ってるので、何を定植するかについては、内緒です!また成功したらご報告します!どうぞ、ご期待下され!!

ごはん土鍋!

2006-09-15 18:47:50 | 料理
これが噂のごはん用の土鍋君!結構美味しく炊けるのですよッ!!中火で沸騰するまでしばらく待ち、沸騰すると弱火で6分、あとは火をとめて蒸らすこと15分。やっぱり美味しいお米はしっかり楽しんで炊かないと!!柴田さん曰く『今年のお米はべっぴんさん!』らしい、べっぴんさんを食するのは少々残念?!気が引けるのですが、やっぱりしっかりいただきます!!感謝して!!
合掌!!!
追伸 次の日、こんな幸せな気分は誰かに話さないといけないと思い、まずは柴田さんにお礼の電話をし、あとは知人に連絡し、御裾分けを!!!光っているだけではなく、艶やかで、もっちり甘いだけではなく、旨味が口いっぱいに拡がる・・・こんなお米に出会えたことに感謝です。

新米!!

2006-09-14 23:37:20 | 農業
今年は一段と“美味しい”らしい(精米したアトの表情を『べっぴんさん!!』と柴田さんが言うくらい)!!さすが柴田さんのお米です、7月の日照不足もなんのその!!株の大きさも他の圃場のものとは比較にならず、その株を引き抜くのには一苦労。やはり根張りがポイントです。今日、精米したばかりのまだ温かい新米を頂き、少し興奮気味に帰宅した僕は、久しぶりに家族の大歓迎をうけ、明日はごはん鍋(二重上蓋の土鍋です!!)でちょろちょろぱっぱっぱとふっくらごはんを炊き上げます!楽しみ・楽しみ!!
柴田さんのお米は一俵が30千円、今はJAがすすめているのが政策が13千円、差額が17千円。13千円で一反で10俵とれても130千円、10haで13,000千円、これでは機械の償却等を考えると3倍の規模の30haはやらないと収入が残らない・・・でも今後この価格が9千円になると更に1.5倍の規模が必要になってくる・・・規模の拡大は、質の低下を招き、いづれは破綻をきたす。今一度、こんな方向で将来の日本の農業が良いものなのか、みんなで考えてみたい。
無農薬玄米・白米のご注文は『シバタプラセールファーム(http://www.geocities.jp/shibataplacer/)』まで

2006第3回琵琶湖塾

2006-09-14 01:28:50 | Weblog
本日の琵琶湖塾は、イー・ウーマンやユニカルインターナショナルの代表として、また国際女性ビジネス会議の主催者、元ニュースステーションのリポーターとして有名な佐々木かをりさんを迎えて開催された。講演後の塾生との質疑応答も「何故そんなに前向きなのですか」「企業倫理についてどう思いますか」「安部政権に期待することは」等の質問に対して、・マイナスよりはプラスの発信を、・女性の登用が個人の為、企業のため、社会のため、・子育ての出来る環境整備はお金よりは制度、支える仕組み作りが必要等、真剣にお応え頂き、また通訳時代に学んだwin-winの法則やイー・ウーマンの「私」を主語にした考え方、ファミリーヴァリューやダィバーシティーの捉え方等明るく元気で少しとぼけた『かをり流の生き方』披露され、会場は大変盛り上がった。
会場終了後の車座にも参加され、限られた人数の塾生や運営委員とより近い距離で「お金と家庭、どちらを優先?」「かをりさんは、スーパーウーマン?」「私には真似出来ないわ・・・」「本当に子育てしているのですか?」等の質問に対して・ファミリーヴァリューに価値をおく人が増えているデータを紹介されたり、・自分はスーパーウーマンだとは思っていない、でもシゴトが好きで仕方がない!!と本音を語られ、・何かひとつでも身につけようとか真似してみよう、近くにある成功事例に学ぶことから初めて欲しいと学ぶ姿勢についてのヒントを話され、また・子育ても大変だと思うのではなく、そこから学ぶことも多く、楽しい、面白いと『前向き』に捉えてみてはと独特の思考方法を披露され、まだまだお互い話し足りない中、時間切れの終幕となった。もう少し時間があれば、もっと深い話が出来たかも・・・。
イー・ウーマンへは http://www.ewoman.co.jp

アグリビジネス

2006-09-13 01:35:28 | 農業
アグリビジネスが注目されているという。しかし、現実、農家の暮らしは一向に楽にはなっていない。何故だろうか。でも企業が容易に農業分野に参入出来るとも思えない。何故か。
農家は本当にプロなのか。プロなら自らが播種をして苗を育て、成果物の販売も自らかが行うべきではないのか。
企業は他の工業製品と同じように農畜産物を扱ってはならない。というのは、農畜産物は生き物であり、農業は様々な与件が複合的に機能してにのみ成り立つものであることを充分尊重する必要があると思えるから。
アグリビジネスは次世代の新ビジネスモデルの提案とも言われるが、どちらかというと僕は文化の創造ではないかと理解している。日本人の生活は、戦後高度成長期を迎え、それ以降は成熟期だといわれているが、経済は成熟したが、バブルで崩壊、再び成長局面を迎えようとしている。しかし、一方で生活や文化はどうか。生活は決して“豊か”になったと思えないし、格差社会は拡大しつつあるといわれている。経済は成熟、文化は低迷、生活は不安定・・・では日本は将来、なんとも不安な国になるしかない。
僕はそんな中で、アグリビジネスが地方経済を牽引し、牽引するのみならず、活気付け、かつ地方文化を育て、日本人の生活の“豊かさ”を取り戻してくれる唯一のツールのような気がしてならない。
各地域の特性を活かした農畜産物の栽培は、それぞれの地域での消費(『地産地消』)をベースに安全安心はもとより、新鮮で美味しいものを再び提供し、フェイスtoフェイスの関係の中での消費を促進する。いままで流通等によってトランスされていたものの本質が見えてきたとき、地域をベースとした食文化の提案は、おそらく多くの方々に受け入れが可能となる(決して富裕層のみならず)だろう。ただし、アメリカ型グローバルスタンダードを継承した現状の日本の国策では、おそらく地域地域の特性を掻き消してしまい、アグリカルチャーには至らず、日本の農は崩壊する。
アグリがカルチャーである・・・その中で人が生まれ、生き、食と農と環境のバランスが語られるべきで、それらが相互に関連して語られる中で、文化が初めて育まれて、そして定着し、“豊かさ”の本質がみえてくるのではないか。

秋、本番!!

2006-09-11 21:24:10 | 季節
田んぼの稲刈りも始まり、今朝はすっかり秋の風!!ハウスも、夏の後片付けをそろそろ済ませ、秋冬野菜の圃場の準備を始めます。今年の秋はまた新しい試みを実施する予定です!どうぞ、お楽しみに!!

農業サミット開催のお知らせ

2006-09-10 22:45:48 | 農業
初めての企画ですが、今年の年末(11/28~29)に1泊2日で『こだわり水稲農家の農業サミット(仮称)』を滋賀県の湖北の大戸洞舎で開催したいと思っています。
開催にあたって、全国からさまざまなこだわった有機水稲農家の方々に集まっていただきたいところですが、まずは最初ということで千葉や福島、新潟・佐渡の仲間の方々にお集まりいただき、・それぞれの現地の有機資材を有効に活用した農法について、失敗談や成功談、そして今後の方向性等について、あまり堅苦しくせず話し合いの場と交流の場を持ちたいと考えています。
最近、農業で思うことは、
・決して農法には完璧な正解はないということ 
・常に探求する気持ちを大切にしなければならないこと 
・すべてをパーフェクトに管理しようとせず、自然に感謝し謙虚であること 等です。
まずは、農業は、天候の変化や環境の変化、状態の変化に機敏に対応しなければなりません、そのためにすべての事態に対して対応可能なオールマィティな農法が存在するのかというと決して存在はせず、出来るだけスムーズに対応していく中でその時その時のそれぞれの環境に適した農法を創造していく(あくまでも基本はありますが・・・)必要性があります。 そして、様々な事態に対応する為には経験や学習のみならず“勘”も結構大切であり、所謂“暗黙知”がここに必要になってきます、その暗黙知を引き出すためには深く探求する志が重要になってくるのではないかと思います。 また、さまざまな内容に対してのやりすぎ・しすぎは、動植物の生活圏の侵害に繋がり、結果、微生物達の働きの邪魔をしてしまいがちになることも多々あり、自然界を決して支配しようと驕ることなく、もっと謙虚に自然界に守られて自然界と共に育む農業の本質を常に認識しておく必要がありそうだ思っています。