百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

多様性と持続性

2006-09-09 21:42:12 | 農業
私達は、農業に多様性と持続性をしっかり持ち込みたいと考えているが、多様性というと結構わかりづらいといわれる。多様性(biodiversity)とは、生物多様性のことを指し、生物学的には・個体・種・生態系のそれぞれの多様性のことをいうが、単純にいうといろいろなモノが複雑に世の中に存在し続ける事によって地球環境が保全され、人間をはじめとした動物や植物、微生物がそれぞれの役割を発揮することで保たれるバランスがもっとも重要であり、10年後、30年後、100年後、500年後も決して破壊されない生物多様性があってはじめて人類の生存の担保をしてくれる(もっとも人類は地球全体のいろいろな存在から見てほんの一部であるが)。
「風が吹くと・・・」という連関性と同じく、ある生物の絶滅は、全く異なる種の存亡に関連し、亡くなって初めて、現存する多様性が豊かな地球環境を守ってくれている事実に気付いていては、「後悔先に…」となる。
レッドデータブックをみてみると増え続けている絶滅危惧種や絶滅危惧増大種に唖然とする。多様性と持続性は車の両輪のようなものでどちらか一方だけでは存在出来ない。これ以上、人間だけの我侭で、多様性を無視し持続性を諦めることは誰も望んでいない。
ちなみに「滋賀県で大切にすべき野生生物―県レッドデータブック05年版」がサンライズ出版(彦根市)から発行されている。

白露

2006-09-08 21:03:41 | 季節
今日は暑かった!!湿度が高く、久し振りに気温も上がったので、ハウスの中での仕事は、しばらくするとほとんど脱水症状・・・おまけに日焼けまでしてしまい、とりあえず帰宅後、すぐにお風呂に入る。今日は白露!!『草露白し。セキレイ鳴く。ツバメ去る』とあるように・・・ということはツバメさん達はそろそろ旅に出るのかナァ。そういえば今日、ツバメさんたちは誰一人いなかったなぁ・・暑すぎてどこかで休んでいるのかナァって思っていたけど。でも長旅に出る前には少し挨拶ぐらいして欲しいものだ。急にいなくなると、やっぱり淋しい。

台風対策!!

2006-09-05 22:09:21 | 農業
ハウスのビニールをとめている黒い紐をマイカ線という(マイカ線は石本マオランの登録商標なので、ハウスバンドとかいう方が適切なのだが)。今日は丸一日かかって4棟のハウスのマイカ線の張り直しをした。昨年の台風で結構危うかったので、今年は早い内に張り替えをしたかったのだが、結局やるのは夏も終わり、こんな時期になってしまった!!!ハウスの両サイドのビニールと防虫ネットを押さえる役割をしているこの黒い紐は突風が吹いても嵐が来てもハウスを守ってくれる(ホント、突風って凄いんだから・・・ハウスのパイプなんか簡単に折ってしまう)。台風対策・・・転ばぬ先の杖とはよく言ったもので、わかってはいてもなかなか段取りよくやらないと対策までは出来ないもので、『想定内(ホリエモン得意の)』というように事前に想定して、あらゆる事態に対応したいものであるが、なかなか日々に流されて怠りがちになる。その点、今日はやりたいことがしっかり出来て個人的には大満足な一日だった(午前中はカミさんの手も借りました、・・・アリガトサン!!でした)。

Match Point

2006-09-04 21:43:57 | Weblog
今月は、ウディ・アレンの作品『Match Point』を是非観に行きたいと思っています!!
初めてニューヨークから離れ、ロンドンで撮られたこの作品は、結構面白そう!!
また全編に流れる音楽は、ジャズからスタンダードオペラになっているらしい。今まではジャズが定番だったのに。
ウディ自身が出演していないことや内容がコメディタッチじゃないことを除けば、このウディの新しい試みを観ないてはない。ウディはもう70歳,なのにまだまだチャレンジャー!!
movie walkerで、彼は「私は今回の映画のできに満足しているんだ。いつもは自分の映画を酷評してしまうほうなんだけど、今回はとてもよくできたと思っている。私の力はほんの少しで、本当に“運”がよかった。」といっている。『運』とどう向き合うかがテーマのこの作品らしいコメントだが、彼のこんな表現もめずらしい。

慶事と弔事

2006-09-04 00:04:48 | 季節
今日は、慶事と弔事が重なった、珍しい日だった。午前中は畑で仕事をして、午後から結婚式+披露宴、そしてお通夜というスケジュールで、結構、人の一生を感じる秋の晴天の一日となった。
結婚式では、みんなが大変幸せな空気に包まれ、会場には甘いムードと他人への感謝や敬意が溢れ、人って“みんないいヒトばかり”と、ホントいつも感動する。
お葬式では、生前のその方の生き方や人間性にふれ、人間の一生のはかなさを想うが、反面、一人で死んでいく人間に畏敬の念を抱く。
死んでしまえば、人間なんて・・・!!!っと思うことも多々あるが、生まれてきて死んでいく、それの帰結は動物の一生と同じようには見えるが、プロセスがおそらく違う、内容的に重いとか軽いではないが、それぞれがいろいろな事に出会い、いろいろな思いを持ち、失敗もすれば成功もする、喜びもあれば悲しみもあり、淋しい時もあれば、飛び上がらんばかりに嬉しい時もある。
本来はあまり一喜一憂することなく、あくまでも自然に、ほのぼのとした“幸せ”を噛締めてコツコツと歩みたいものだ。
慶事も弔事も、それぞれあらためて多くの方々に見守られ、優しく支えられて生かさせて頂いている(生かされている)瞬間、瞬間を感じさせて頂ける良き機会だと感じた秋の晴天の一日だった。ありがとう。合掌。

現代農業10 月号

2006-09-02 23:46:43 | 農業
10月号にいよいよ登場です!えぇッ!何が?誰が? 私達三人組が実はいよいよ登場します!あの噂?の酵素乾燥装置《バイオブレンド》を引っさげて!現代農業の今月のテーマがなんと土肥特集、その中で安くて地元にある有機物の活用術の中で私達の《生おから⇒酵素オカラ、魚のアラ⇒魚粉》が紹介されることになったのです!!これから一緒にこんな農業資材を使ってみたい仲間、こういう資材を作ってみたいお豆腐屋さん、お魚屋さんを同時に募集しています!一声かけて下され!

ストップ!!ひばりくん!

2006-09-02 07:12:51 | Weblog
夏休みの最後の日の夜、子供達が部屋の掃除をしている間(何で夜に掃除をしているの??)に、僕も部屋の整理整頓を・・・でもなかなか進まない!何故か!!整理をしているというより、昔懐かしいモノに気がいって、ゆっくり読み直したりしていると・・進むわけがない(ほんまやは)??そこで発見したのが、あの白いワニで有名な『ストップ!!ひばりくん!』(著:江口寿史)の懐かしいの単行本四巻!!結構、今読んでも新鮮!!独特なストーリー展開は今でこそよくあるパターンだが、その当時は読んでいてもよくわからない場合があったほど。そんなひばりくんは、ストーリー上、決して無事に最終章を迎える事なくいつの間にか「メイキングオブひばりくんの巻」を最後に終わってしまった!!やっぱり残念!!!どう考えても、ザンネン!!!