百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

水の所有権

2012-02-20 23:57:50 | Weblog
超党派で「水循環基本法案(仮称)」が今国会で提出されるという。
「地下水は、土地の所有権に含まれる」としたのは明治29年の判例が基本となっているようで、時代と共に、水の価値を再度確認し地下水を含む水を「国民共有の貴重な財産」としようとする流れの反映を意図する。
外資の参入もさることながら、一部企業の独占の回避は重要だが、地域を活かしながら、資源を守る、ここにも知恵が必要だ。

豆の煮方

2012-02-19 23:31:00 | Weblog
豆の煮方で注意する点は、
・一昼夜水に浸ける
・強火で沸騰させ少しずつ弱火へ
・アクを丁寧に取り、水は常にヒタヒタに保つ
そんな話をある料理人の方にしていたら、
やはり豆もその日の気温や湿度で煮方が変わるという。
料理、調理も手間をかけ、感性を常に磨くことが大切だと言われると、
百姓も同じことに改めて気づく。

ソーシャルエンジニアリング

2012-02-18 22:06:46 | Weblog
社会をやさしく包み込みながら、社会に対して何が出来るか。「稼ぎ」と「務め」をどう捉えるかを今一度考え必要がありそうだ。
社会(政策)工学的に考えると、 われわれは儲けから解き放たれ貢献をなしえるプラットフォームをどう造り出せるかについて頭を柔らかくして知恵を絞るべきということになるようだ。
生き生きと行動し、それぞれの知恵が行き交う中で(知恵の宿る場)、未来の社会を想像する。
そんな活動ができ、「仕事」と「遊び」が融合するとき、未来の生き方の模範となるのではないか。
今朝はドカ雪が降り、第三週土曜恒例の講座は中止、少し時間が出来たのでお味噌の整理が出来ました。。

モノのみかた

2012-02-17 21:56:34 | Weblog
やればやるほど深みにはまる、自然の世界はまさしくそんな感じがする。
先日もトマトの成分の中に脂肪を分解する物質(13-OXO-ODA)が発見されたと、とある大学の先生が発表すると、店頭からトマトがなくなるほどトマトに人は群がる。トマトは一般的には夏の野菜でカラダを冷やすともいわれており、栄養価も夏と冬では較べものにならない。それなのにマスコミは毎日何g摂取しなければならないとか、一度に○○ccだったら飲めそうだとか、サプリメントにした方が摂取しやすい、そういう成分が多く含まれるように品種改良を推進しようとか、何か大きな過ちをおかしている気がするのは私だけだろうか。
ものは、いろいろな見方ができ、単純には出来ていない。我々はある一定のものの見方をすることも大切かもしれないが、いろいろなモノが複雑に絡み合って存在している事実にも関わらず、単純にあるものだけをとりあげて評価する方法を選択することは片手おちであり、あまりにも危険であることに早く気付くべきだと思う。
かつての沖縄の食事が長寿の基礎をつくったように、沖縄に住む方々が○○をたくさん摂取したから長く生き出来たと考えるのではなく、食生活全般、いや生活様式全てを包含して健康な暮らしのあり方を問いかけないと決して本質はみえてこない。
農業をやっているとその奥の深さに圧倒されることがある、やってもやっても答えがみえない、またみえたわかったと思った瞬間にその答の誤りに気づいたりする。いろいろなモノの見方ができ、スパイラルに物事を追及することで、少しでもその本質に近づければ、それで良しとしよう。死ぬまで学びであり、毎年一年生なのだから。

やってみもせんで、何がわかる

2012-02-16 23:05:22 | Weblog
本田は1972年、CVCCエンジンを開発、米国マスキー法適合第1号となり、世界の自動車会社を驚嘆させた。というのはそんなことは出来ないとみんなが思い込んでいたことを本田はやってのけたということで、その時の本田さんが言った言葉が『やってみもせんで、何がわかる』だったという(口ぐせだったようだが)。
元京都大学の教授・足立恭一郎氏は日本の有機農業の可能性について
・耕作面積がアメリカの200分の1、オーストラリアの2500分の1、
・農地価格はアメリカの50~100倍、
・労働単価は中国の30倍 等
これでは競争にはならない。しかし食を見直し、日本の文化を見つめ直し、地域を守ろうとするなら、有機農業を推進することで世界が驚くような小さなサイズのエコロジカルでホリスティックな理想的な社会が形成されるに違いない、ととある本で述べられている。

糀富(はなとみ) その2

2012-02-15 18:07:41 | Weblog
糀富さんの『尾張みりん』の中でも写真の右手のコハク色が3年モノ、左手のウイスキーのような濃い茶色がなんと5年モノ、しかもそれぞれ5年間は100本ずつ必ず在庫を予備に蔵に残しておられるという。
みりんは単に煮付けだけに用いるのではなく、様々なものに少しずつ加えて自分のオリジナルの調味料としてもつことで“食”に深みが出て味わいがでるという、簡単な方法としてはお気に入りの醤油(シバタプラセールファームのオリジナル醤油)にそれぞれのみりんを何割かずつ入れて、何種類かのオリジナルブレンド醤油をつくり、それぞれの醗酵を楽しむ・・・考えただけでもワクワクする!早速今日からやってみることに。

糀富(はなとみ)

2012-02-14 20:36:12 | Weblog
昔からのつくり方を大切にし、手間と技を駆使したのがこの『尾張みりん』。
このみりんはただ単に煮付けに用いるだけでなく、様々な味つけに用いることができ、カクテル等リキュールとしても利用出来るという。
「酒糟」+「味噌」+「みりん」で野菜やお肉、お魚を簡単に漬け込むことも出来て、この味がなんともまろやかで美味しい。

黒豆納豆

2012-02-13 19:58:18 | Weblog
わらでつくった昔ながらの納豆が、なんと“黒豆”で出来ているのを発見!!
早速購入して食することに。
結構まろやかな味に仕上がっており、美味しく頂きました。
サラダへのトッピングやかき揚げなどにも出来るようです。

今、ここにある未来

2012-02-12 22:13:25 | Weblog
21日はナマケモノ倶楽部の主催で「今、ここにある未来 サティシュ・クマール with 辻信一」が京都で開催される。
副題に「3・11後の大転換」とあるように、サティシュは我々にどう語りかけてくれるか、また我々はそこから何を学び、どう行動に移すか、改めて問い直す良い機会になりそうに思う。
key word は
・soil soul society
・process is reality
・being! doingではなく
・time is coming
・ecoとholistic
・walk every days のようだ。
こんな機会を与えて頂いたことに感謝。

農と食の“こだわり”

2012-02-12 07:35:40 | Weblog
昨日は「明日の農と食を考える会」が主催するオープンセミナーに参加した。
その中で栽培の現場の取り組みや生活者からの視点、栽培者と生活者を繋ぐ行政の方のお話をお伺いする機会に恵まれた。
立場かわれば様々な見方や考え方があることは理解出来るが、なかなか“輪”が拡がらないことに活動のあり方の課題を整理する時期を迎えている感が否めない。
継続は力なり、さりとて義務的な継続では面白くない、常に変化をともなわないと・・・。