季刊同人誌「日月」終刊号
発行人 永田典子
終刊号143号が昨日届く。
「日月1986.1-2021.6」という143号分の歩みが
記録されている冊子と共に。
永田さんの「終刊にあたって」を読む。
創刊の規約にも『会員は平等の資格を持ち…』とあったように、
うちは結社ではなく、同人誌。
外部の私から見ても、<古参も新入りも同人はみな平等>という
精神に貫かれていたように思う。私はたくさんの結社誌や同人誌を
手にするわけではないが、「日月」のような和気藹々とした同人誌は
少ないように思う。ともすれば才能のぶつかり合いでギスギスした
空気が伝わるものもなくはないし。無論、そのどちらかが悪いという
ことではない。同人がどんなところで活動したいか?によるだけだ。
湿っぽくない、淡々とした終刊号だけに、
同人各位に思いをいたすとき、痛々しい感慨が残る。
「日月」には、短歌界においては比較的「若い」方が多かったような気がする。
今後もどこかで表現を続けられることを願う。
「日月1986.1-2021.6」を見ていて思い出した。
2007年6/30~7/1夏の会のゲストに依田仁美の名がある。
この日、初めて依田さんにお目にかかったのだった。
とはいえ、話しかける勇気もなく、斜め後ろの席から
この人が依田仁美かぁ…とじーっと見つめていた。
その後、いろいろの会にお誘いいただくようになり、
現在は日本短歌総研の活動の一環で、
歌書の編集をご一緒させて頂いている。
私も結社に寄らず、もっぱら同人誌で表現してきたし、
休刊してしまった「開放区」時代、編集発行人だった田島邦彦から
永田さんのお話を聞く機会は何度もあった。
大昔、永田さんのお宅でご馳走になった記憶もある。
なにもかも風のように過ぎてしまった。
6/30(水) 曇
今朝も玄関を出たときは涼しい感じがした。
今日はわが工場の給与支払い、その他の支払日。
そのせいか寒々しいよ。
さてさて金融機関をまわってこよう!
おしまい。