ボクが持ってる「プロジェクトX」のDVD。黒四ダム系の1枚。
3/30(土)快晴
仕事は落ち着いてしまったのに今日も5名出勤しとる。
弊社のカタログ製作用の写真を撮影に来ました。
わが社の再生プロジェクトへの道の第一歩です。
〽かぜのなかのスバルう・・って聞こえてくるぜ。
撮影のため工場に到着した途端・・
カメラを持ってこなかったことに気づく。
老いだけじゃないな。
いまクルマで10分の小邸宅からカメラを持ってきた。
昨夜は録画しておいたNHKの「新プロジェクトX 放送直前スペシャル」
を見た。あの「プロジェクトX」が復活するとのこと。
中島みゆきのテーマ曲と田口トモロウのナレーション。
大ヒットしたドキュメンタリー番組だった。
演出が大げさだったり、矛盾の指摘や抗議が殺到する回も
いくつかあったとか。40分少々でまとめるんだからやむを得まい。
ボクも番組開始当初は結構、楽しみに観ていましたよ。
2000年から5年間放送されたそうです。もう20年以上前か。
当時、20歳くらい上の内装屋の社長と「プロジェクトX」が話題になった。
社長は「あの番組嫌いなんだよ」と言った。「へえ、なんで?」と
訊くと「成功者ばっかり出てくる」とおっしゃる。
「だって、それを讃える番組だし」とボクは言った。
会話の続きは忘れてしまったけれど、バブル崩壊後で
あの社長もボクも経営が大変な時代に突入していた。
「プロジェクトX」は〝苦労しながら成し遂げた〟〝昔は良かった〟
っていう番組だから、美談と自慢話で溢れていたことは確か。
仕事人間の夫を妻が支えるとか、厚い友情とか・・
〝内助の功〟はイマドキアウトだし、いまのボクの苦手な範疇。
ただし登場人物が一生懸命働いたことには違いない。
そんな会話から1年後、その社長は60代で亡くなった。癌だった。
ボクも今なら、あの内装屋の社長が「プロジェクトX」を嫌っていた理由が
わかる気がする。当時はまだ若く純粋だったのだな。
エンディングテーマに使われていた
中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」をどうぞ。
おしまい。