今年も12分の1が暮れつつあります。
諸々を飲み込んで。
今日の画像の話をしましょう。
これ、遥か彼方を飛んでいたイヌワシです。
二羽見えます?
真ん中のやや下と左のやや上です。
番いです。
間違いなくイヌワシなのでイヌワシです。
相変わらず
しょうもない画像を次々とゴミ箱へ
放り込んでいるわけですが、写真というのは
不思議なもので撮影した本人と
その写真を見る人とでは感情が違います。
私もたまに撮影した写真を見せて
もらうことがありまして、
「ほー」とか「へー」とか言うわけですが
私が困るのは富士山や滝の写真です。
鳥だったら「目が出てますね!」と
誉め言葉の常套句を知ってるわけですが
富士の写真は何がすごいのかがわからないのです。
スローシャッターの滝にも同じことが言えます。
でも、撮影した当人は
撮影までの道のりや段取りが
その写真に含まれているわけです。
だからこの写真、すごいでしょ?ってなるわけです。
このトビだかイヌワシだか
わからないイヌワシの写真にも
わが想いが充満しているわけです。
良い写真というのは
自分もこの被写体を見てみたいと思わせるものです。
ほんとに良い写真というのは
撮影した人に会ってみたいと思わせるものです。
短歌もそうです。
素晴らしいうたを知るとその作者に会いたくなります。