詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

美しいものに大小はナシ

2019-11-30 15:49:18 | 千駄記


もう暮れてきました。
今日の出勤は計六名。
静かにモノづくりが進みます。

十一月が終わるのだな。
今年も無我夢中の内に・・
なんぞと振り返るにはまだ早い。
しんみりしている場合でもない。

今日の絵は大鳥居。
弥彦神社の大鳥居です。

なにもなにも小さきものはみな美し

と、枕草子にありました。
なるほど、盆栽や鉄道模型に
憧れるのはそういうことか。
と若かりし日には思ったものですが

大きなものへの憧れもまたしかり。

大きなものを前にすると息をのみます。
特に鳥は大きなものに限ると
私など思います。
今年の正月に日本一大きな達磨像のある
お寺を訪ねました。これは目的地までの道中に
あったので寄ってみたのですが、なかなかに
ご利益がありまして、いつかお礼参りにと
思っているところです。


美しいものに大小はナシ。


来春刊行を目指す『短歌文法入門』の
原稿は今日締切です。さきほど
共有するドロップボックスにアップしました。
これをたたき台の一部として
作業が進められてゆきます。

昼飯抜きで作業をしていましたので
今日は早く仕舞います。




懐にすきま風または凩

2019-11-29 17:00:50 | 千駄記


今日は好天でしたが寒い一日でした。
外はもうずいぶん暗い。

なんだか胃が変だ。
というかモタレている感じ。

昼食をゆっくりとる時間がなくて
運転しながらマックナゲットを食べたからかな。
でも、二個しか食べてないんですよ。
15個入りを。

まあ、冗談のような本当の話はおいときまして
今月は特に短かった感じがします。

遊びにも行かずに終わってしまった11月。

明日は短歌の仕事の原稿締め切り日です。
一日追い込んでみます。ムチ入れて
インから強襲します!
で、夜までがんばって日本短歌総研の主幹であります
Y田さんにメールするつもりです。

これ、自分に言い聞かせているブログです。

あっちこっちで支払いと出金を繰り返していますと
労働意欲がそがれます。


懐にすきま風または凩








湯呑茶碗に温もる

2019-11-28 12:20:21 | 千駄記


鳥五十四種の漢字書かれたる湯呑茶碗に手を温めつつ

冷え込みます。11月も終わりですからね。
明日は月末もろもろ支払日。

あああ心身ともに冷えるわ。

先ほど職人(すでに70代半ば)が駆け込んできて
職人同士でいかに喧嘩をしたかをまくし立ててゆきました。
けんか相手は30歳くらいかな。
どっちもどっちですわ。まったく、いやになるわ。
まあまあ、血圧も上がるし穏やかにやれよ
というほかなく。

のんきなんだな。だから喧嘩もする。

コチトラそれどころじゃねーんだよって
言いたくもなる。言いたくもなるとは言わないと
イコールなわけで、黙ってお茶を啜るしかない。

もっぱら珈琲党ですが、
大昔、母と暮らしていた時には
緑茶ばかり飲んでいました。
大学に入ってアパート暮しを始めたころ
雑貨屋で買った浮世絵の書かれた大きな湯呑は
何処かに行ってしまった。
自宅にはお茶好きだった母の遺品でもある急須が
いくつか転がっているので年の瀬になると
年始の挨拶の品を買うついでに自分用にも
買いこんでお茶を仕入れたりします。

午後からは数か月に一度の病院通い。

牧 伸二じゃないけれど
ウクレレかき鳴らしながら
「ああーあんあやんなっちゃった」って
叫びたいわ!

牧 伸二・・知らないよね。



音のしない足音

2019-11-27 12:21:17 | 千駄記

これ、顔面が真っ黒になってしまいましたがコハクチョウです。

これは昨年のいつごろでしたか、
先輩歌人に案内いただき訪ねたコハクチョウの
飛来地で撮影したものです。

今月は撮影を自粛しているものですから
鳥の写真は一枚もなし。
来月には少し時間を作って・・と思っています。

冬鳥が各地に飛来しているようです。
日本では冬にやって来る鳥を冬鳥と呼ぶんだから
当たり前だろ・・とは思わないでいただきたい。
毎年来るから今年も来るとは限らないのです。

このところ寒くなりました。
懐も何もかもが寒いわ!

今週末は月末です。
で、いよいよ師走。


めまぐるしくぐるぐると回る地球との
付き合いにもそろそろ飽きてきた感じ。

音のしない足音に追われている感じ。





生きている優越

2019-11-26 12:34:22 | 千駄記



今日は一転寒い一日です。

このところ必要に迫られて
ここ数か月の間に頂戴した歌集や
大正、昭和、平成に編まれた
アンソロジーなどとにらめっこしている。
作品を味わうでもなく、それでいて
わたしにとっていいうたに出遭うと
立ち止まってしまう。

それにしても「生」の歌よりも
「死」の歌があまりにも多いことに
辟易としたりする。

挽歌は私の胸を打ちますが
そうではない死の歌。
比較的最近編まれたアンソロジーで
私の手元にあるものは一人20首のものと
1970年以降に生まれた歌人のものを
一人50首程度集められたものとがあって
それらを眺めているとやはり死の歌が多い。

私はこれらを見ながら筆を進めなければ
ならないのだが、どうして「死」がこうも表現
されているのだろうと考えてみたりする。

切実に死と向き合っているとなかなかに
表現できるものではないし。

つまり生きている優越なのだな。



壇蜜さんと赤羽とわたし。

2019-11-25 17:45:16 | 千駄記


すっかり暮れました。17時前には暗くなります。
先週までは残業続きでしたが、
今日は数人だけ残って作業中です。

ところで、いまって結婚ブームなんですか?
誰が誰と一緒になろうが無関係ではありますが
パソコンなんぞいじってると飛びこんで
くるんですから読んじゃいますよ。

週末久しぶりに赤羽に繰り出しましたよ。
赤羽と言えばハリウッド。
だったわけですがなくなっちゃったから
行くところもないんです。
が、街の空気を味わいたくなったのです。
相変わらず賑やかなところです。
飲み屋はどこも混んでるし。
と、思いきや空いてる店もありまして
そういう店はやっぱりアレですね。

さっき、取引先の社長がわが社にやってきた。
彼は中学時代の同級生。
彼も私も工場のおやじですが、一緒にハリウッドに
行ったこともあります。米国の映画の都ではない方の。
あいつがどうした、こいつがどうのと噂話に花は咲く。
上場企業の役員やってる連中も多いみたい。
昔風に言うところの肩叩きもそろそろあるそうで
企業戦士たちは悩みどころのようです。
ま、悩みなさい。幸せな悩みです。

雨が降ってきたようです。
私にも降り注ぎます。






思い通りになるもんか。

2019-11-24 13:43:36 | 千駄記


あんまりいい天気じゃありません。
が、なんとなく生暖かく。

朝から自宅で原稿と向き合っていました。
9:00から町内一斉清掃のはずでしたので
外へ出て掃除を始めましたが誰も出て来ない。
皆さん日ごろから綺麗にしているからかな。
小雨混じりのなか枯葉を掃いたりしちゃって。

その後も原稿と向き合う。が、なかなか進まないので
なんか、資料でも探してくるかと池袋は
ジュンク堂を訪ねました。
自分が書いた本を見て悦に入ったりして。
こりゃ逃げですね。

なんだかいろいろ買いこみすぎちゃいました。
午後はこれをもとにパソコンに向かうべし。
と、油断していたら仕事の現場から電話。
追加の部品を作ってくれというわけです。

で、仕方なく今工場に到着。
どんな部品を作るのか連絡を待っているわけですが
なんにも言ってこねーし。
ま、待ちましょう。

なかなか思い通りにならないのが
人生というものだ。



本は読む前に見るものである

2019-11-23 10:54:23 | 千駄記


本は読む前に見るものである
本は見る前に開くものである
なんつって。

バカな私は本を開いて見るだけで満足することがあります。

要は開かなければ話は始まらないわけで
私は「晴詠」なんてささやかな冊子を
出していますが、ゆえに工夫するわけです。
画像は「猛禽類のうた」研究の資料作りに使った本です。

今日は勤労感謝の日。
わが工場は中国工場と化しています。

昨日は11/22で「いい夫婦の日」だったそうです。
いい夫婦ってどんな夫婦なん?

壇蜜さんと安藤なつさんの結婚発表がありました。
お二人ともそれなりに豊かな暮らしをしているだろうに
結婚するなんて、どうしたことでしょう。
「それなりに豊かな」って経済的にとか、自由であるとか
そんなしみったれたことを言っているわけではありません。
「充実した暮し」と言い換えてもいいでしょう。
ま、私が心配することでもありません。

しかし寒い一日です。
冷たい雨が私を安心させます。

人生が自己責任であるならば
自由であることを最優先したい私です。





知らない町を歩いてみたい

2019-11-22 12:03:03 | 千駄記


アルバムを開くようにはいかぬなり マイドキュメントの画像をひらく

外に出てみると雪のような寒さなり。

毎日頑張って生きています。
私なりにという話です。

古いアルバムめくり、ありがとうってつぶやく
根拠も由縁もない私ですが、
おもむろにアルバムを取り出すなんてことも
なくなりましたね。
なんでも撮りっぱなし。
パソコンがクラッシュしたらおしまい。
逆にそれでいい・・程度の思い入れしか
無いのかもしれません。

もう11月も後半になりまして
回覧板に今度の日曜日は町内一斉清掃とありました。
久しぶりに顔出してみっかな。
お付き合いも大事ですから。

明日は製品の出荷があります。
出勤しなきゃ間に合わない仕事もまだある。

ジェリー藤尾じゃありませんけれども
遠くへ行きたい!
知らない町を歩いてみたい!

ジェリー藤尾さんなんか今の人は
知らないんだろうな。





そこそこに華やぐ

2019-11-21 12:10:47 | 千駄記


ふり返るばかりの秋をそこそこに華やぐというわけもなけれど

さてさて今日で何日間、晴れが続いているのでしょう。

昨晩、自宅へ帰りますとスマホに電話。
職人がクルマをぶつけられて首が痛いので
救急車を呼んだという。
その数時間後、また電話が来て今週いっぱいは
休むんでよろしくという。
クルマがぶつけられたんでは、
まあ、仕方ないでしょうけれども。
電話する元気があるのなら、と思ったりします。

仕事はそこそこ忙しいのに困ったもんだ。

掲げたうたはパソコンをいじっていたら出てきたもので
第一歌集以後のうたがテーマ別にまとめられてました。
その一首。まったく記憶にない作業も昔はしていたのだな。

老境に差し掛かりますとすっかり
忘れていることってありますね。
それと、新しいことを憶えようとしなくなる。
要は何事にも興味がなくなるっていう感じ。

いまのところの私は新しいカメラの使い方や
短歌については多少の興味を持ち続けているから
まだまだマシなのかもしれないな。

愛だ恋だなどにはまったく興味を失くして
久しいけれども。







小さな器に満たされた水

2019-11-20 12:32:20 | 千駄記


今日も晴れちゃって困る。
実にいいお天気です。

何処かへ遊びに行ってしまった妹はお休み。
午前中は大阪から部品屋さんが来社。
退職するとのことで引き継ぎの挨拶だそうです。
次の夢があるそうで、羨ましくもあり。

船は大きいほどゆっくりゆく

と。でっかい人間こそせかせかしないのです。
ゆったりのんびり悠然とゆけばいい。

なんて呟くうちに老境になってしまいました。
急がねばなりません。

久しぶりに飛行機に乗りますっていうと
どうしたって墜ちたら死ぬと思う私です。
が、当たるかもしれないって
時には宝くじを買うバカな私ですから
むべなるかなであります。

そうそう、船は大きいほどゆっくりゆきます。
大器晩成なんて言葉もある。
しかしながら器が大きすぎていつまで経っても
水が溜まらないという
理不尽さも時にはあるわけです。

小さな器に満たされた水の方が美しいのかもしれません。




「短歌往来」12月号

2019-11-19 11:03:22 | 短歌情報


「短歌往来」12月号が届きました。
今号はずいぶん分厚いという印象。
毎月出されるのも大変だろうと思いつつ。

私が連載中の「評論月評」の三回目が掲載されています。
お目通しいただければ幸甚です。

早くも齋藤正秀さんとY中Mとひさんから
読んだぜとのメールを頂戴しました。
いつもありがとうございます。



好天続く。

2019-11-17 18:56:22 | 千駄記


今日も一日よく晴れました。
工場に出て明日の準備をしていると
取引先の担当者から電話。
今日の展示会に来てくれと念を押され。

弊社の若い衆が会長(父)を施設から連れ出して
展示会に連れてってくれるって言ってたので
私も顔を出すことにしました。

クルマで30分位。
思ったよりにぎわっていた展示会。
車いすに乗った父とわが社の若い衆は
すでに到着していました。

これ、外で行われるのです。まんなかに
大きなビニールテントがあってそこで
飲み食いさせてくれるのです。
ま、お祭りみたいなもので。

御馳走になったからには消耗品くらいは
買わなきゃならないので結構お金使いました。
高い焼きそばになりました。

午後には帰宅しましてじーっとしていました。
去年の今頃は毎週末には鳥を探しに出かけてました。
今月は自粛すると決めているので
カメラなんぞ引っ張り出して設定をやり直したり
していました。

短歌文法に関する原稿書きもそろそろ
追い込みですがエンジンが暖まらない。
野球のワールド何とかも見なきゃならないし。
明日は夜明け前から現場です。
この調子じゃまいったな・・と
頭を抱えておりまする。






「六花」VOL.4

2019-11-17 09:35:26 | 千駄記


「六花」VOL.4 (六花書林発行・宇田川寛之)¥700(税別)
が発行されました。

出版社が発行する雑誌だけあって瀟洒なものです。

私は「とっておきの詩歌書③」を書かせていただきました。
己の生真面目さが恥ずかしい文章です。
取り上げたのは欲張って
『新しき短歌の規定』近藤芳美
『埋没の精神』宮 柊二
『実験短歌論』大野誠夫
『純粋短歌』佐藤佐太郎
の4冊です。


『藤原月彦全句集』刊行記念特集があります。
藤原月彦インタビューを最初に読みました。

文章のみで構成されたこだわりの本です。



何気なく一日終る。

2019-11-16 17:49:52 | 千駄記


雪ですね。人知れずゆく気は知れず知らない町を知らない人と


知らない町を歩くのは面白い。
クルマを走らすのもしかり。

今日も小春日和の一日でした。

工場に出てきてテキパキと指示したのち
「アルバイト行ってきなくっちゃ」と
言い残して短歌教室へ向かう。

13:00~15:45まで。
出席者6名でした。
お一人は沖縄へ、もう一人は何かの大会へ。
人数が少ないと無駄話に花が咲く。
なるったけみなさんに笑ってもらえるようにして
教室はつつがなく終了。
来月は忘年会を開くという。

工場へ戻る。

明日は仕入れ業者の展示会がある。
行きたくないから明日の朝まで考えることとする。
付き合いを取るかやらねばならぬ作業をするか。

秋のせいかしらどうにもすぐに眠くなる。
もう眠いんだから困る。

気がゆるんどる!

と、喝を入れて帰ることとします。