「さて、」11号 2022/5/10発行 ¥1.000.-
発行所:天草季紅方
会員7名の同人誌だが、同人各位のレベルと意識は高い。
今号で特に注目したのは、
評論「ぎりぎりの言葉を盗むな」 森島章人である。
きっかけは、この俳句を目にしたことであった。
真冬日の結愛(ゆあ)ゆるしてくださいゆるしてくだい
と、書き出される。私は、この句も知らないし、
俳壇で評価されたことも知らない。
詳しく説明することは控えるが、森島さんの批評はすばらしい。
常人なら「なんともいえぬ違和感」で終わってしまうのだが、
彼は至極真っ当に批評しているのである。
お礼を言いたい。