「鱧と水仙」62号・藪の会
会員数21名の同人誌。
知友・山中もとひの第二歌集『生きてこの世の木下(こした)にあそぶ』が
特集されている。自選十首より二首紹介する。
ていねいに水撒く係の人はいて工事現場に指図の声降る 山中もとひ
良いものは川上から来るどんぶらこ川下のこと知らない知らない
令和五年度「彩短歌会作品集」 代表 平林静代
平林静代さんが22名(出詠者数)の会員を率いる短歌会の作品集。
平林静代「繊月」12首より二首紹介する。
どうにかなる、なんとかなるさと思ひしが 一太刀あびしやうな繊月 平林静代
濃緑の木々が零せる影ふめばわれも静かな一本となる
同人誌2誌を紹介した。
こういう活動が短歌界を支えているのです。