詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

「鱧と水仙」62号と令和五年度「彩短歌会作品集」

2024-03-05 12:02:45 | 短歌情報

「鱧と水仙」62号・藪の会

会員数21名の同人誌。

知友・山中もとひの第二歌集『生きてこの世の木下(こした)にあそぶ』が

特集されている。自選十首より二首紹介する。

 

ていねいに水撒く係の人はいて工事現場に指図の声降る      山中もとひ

良いものは川上から来るどんぶらこ川下のこと知らない知らない

 

 

令和五年度「彩短歌会作品集」 代表 平林静代

平林静代さんが22名(出詠者数)の会員を率いる短歌会の作品集。

 

平林静代「繊月」12首より二首紹介する。

 

どうにかなる、なんとかなるさと思ひしが 一太刀あびしやうな繊月  平林静代

濃緑の木々が零せる影ふめばわれも静かな一本となる

 

 

同人誌2誌を紹介した。

こういう活動が短歌界を支えているのです。

 

 

 

 


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