里の紅葉 2009年11月29日 | 紅葉 11月は野山は色づき、里の景色も日ごとに鮮やかになる。やがて木枯らしが吹き冷たい雨が森をたたいて、冬枯れに向かう晩秋の粧いである。今年は比較的暖かく、陽光穏やかな小春日和の日に、揖斐川の両界山横蔵寺を訪れた。赤い橋の周辺は例年より一週間ほど早く過ぎたという。しかしよく見ると、楓はまだ青いところが残っていたり、黄、赤、緑が混在しているところもあった。塔のあたりの茅葺屋根の前の楓はちょうどピークを迎えていた。養老公園の滝も見頃となり、足早に秋の装いを終えて野山は眠りにつく。寂しさが身にしみる。