お盆を過ぎても残暑が厳しい。大垣市の向日葵畑(4ha)で約25万本が、養老山脈・伊吹山を背にいま見頃を迎えていた。
この猛暑のなか、なぜ花々は美しく装うのであろうか?
植物は、太陽の光による光合成で成長していくが、太陽の光の紫外線はヒトと同様に有害であり、活性酸素を発生させ、老化を早め、成人病・ガンの引き金になる。
では植物はどうしてこのまぶしい紫外線と闘っているか、植物の専門誌を調べてみる。
多くの花々は美しくきれいな色をしている。この花びらの色を出す元になる物質が「アントシアニンとカロテン」という「色素」である。この色素が活性酸素を防御しているという。紫外線がより強いほど色濃く美しくなるらしい。葉っぱや茎・根にもこの防御物質があるという。
活性酸素の害を打ち消すため、私たちは野菜や果物に含まれるビタミンを摂取する大切さを納得することができた。
いましばらくビタミン摂取して、語りかける秋を待つこととしよう。
★ 背景のなき向日葵や紫外線