風薫る五月、命みなぎる新緑に花々が映える季節となり、鈴鹿国定公園の鎌掛(かいがけ)渓のホンシャクナゲ群落を散策した。
ホンシャクナゲは、普通標高800m付近の高所に自生しているが、ここは、標高350m前後に約2万本が群生しており国の天然記念物となっている。花は、七弁花で山腹の樹々の間に、風雪に耐えてひっそりと咲く。今年は裏年(花の少ない年)に当たるが、最近その表/裏年の差がないようだ。園内は、花のまち日野町・観光協会が駐車場より群落地まで大判器材もバスで運んでくれるのが有り難い(GW中)。
現在、花は山全体の8割程度開花中で見頃となっていた。慎ましやかの中にも凛として気品にあふれる美しさは格別です。