セラピストのつぶやき

まあ、おもにつぶやきです。オモニ!

沖縄と聖域 4. 『浜比嘉島』

2016-01-30 02:18:57 | 沖縄


「粟国島行くつもりやってんけど、海、時化てるから迷ってんね~ん。」


「水曜は休みだから伊計島へ連れてってあげるよ。」



出発前日、沖縄の友達、さやかとの電話。



その場で計画変更。



さやかは元々、一緒に映画をやってる弁士大森の昔からの友達で、


ぼくが初めて沖縄で会ったときは、出し抜けに山奥のそば屋に連れて行かれ命の危機を感じたりしたものですが。



いまでは、ぼくの沖縄に必ず必要な存在。



伊計島は前に行ったけど、ビーチで泳いだだけだったので、


もう一度どうしても行きたかった。




畑と集落。


伊計島へ入るなり、


「はぁ~~、あぁ~、はぁ~。」


と感動がもれる。



小学校好きなことも、なんてことない道好きなことも、


さやかはよくわかってくれているので、


「ごめん・・・、ここ。」


と言うだけで、車を停めてくれて、ぼくがひとり歩き出してもずっと待ってくれていた。



そして隣の浜比嘉島へ。



ここはまた再び必ず訪れる、


そう思った。



この島にもすばらしい御嶽があって、


黙ったままふたりずっと立っていた。



空港まで送ってもらい、


なんか沖縄とも、さやかとも離れがたくて仕方なかったので、


空港の中まで着いてきてもらった。



別れ際、空港で買ったお土産をいただく。



家に帰って早速食べたら、めちゃうまかった!



ぼくが誰に買ったより豪華なお土産でした。



ありがとう、さやか。



ありがとう、沖縄!!















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄と聖域 3. 『沖縄の夜』

2016-01-26 21:41:02 | 沖縄


いつも沖縄に行くときに、


「藤代さんにいい出会いがありますように。」


とお祈りしてくれてたお客さんが遠くへ引っ越してしまい、


お祈りなしで出かけましたが。



いい出会いなかったわ!



あのお祈り、やっぱり効いてたんやわ。




でも、普通のいい出会いはありました。



2日目夜。


寝不足やからさっさと寝りゃいいのに吸い込まれるように入ったホテル近くのバーで、


素敵なご夫婦と出逢いました。




しゃべってる間に酒が最高潮になり、



「epoって歌手がいてですね。ぼくはだいすきでね。いまは沖縄に住んでるんですよ~!」



と言うと、



「あの・・・、epoさん夫婦とはとてもなかよしで、先週旅行行ってきたとこなんです。」



と。



マジか!?



ぼくが苦しかったとき、


どれだけepoのうたに救われたか、


まるで本人を前にしてるかのように怒涛のごとくしゃべった。



するとケータイを出して先週の旅行の写真を見せてくれた。



・・・ホテルの部屋で変なメガネをかけてはしゃぐepo。




「そういうことじゃなくてですね。ぼくが本当に困ってたときepoは・・・」



また、長い話が始まるのであった。



epoも沖縄でいい友達ができて、ぼくもうれしかったよ。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄と聖域 2. 『津堅島へ』

2016-01-23 20:12:02 | 沖縄


2日目はバスで港へ向かい、フェリーに乗って津堅島へ。



那覇バスターミナルがビル建て替え工事中で、臨時のバス停がなかなか見つけられず、


朝からバスを3本も逃す。



やっとの思いで見つけて、乗車して20分。


自分の泊まってるホテルの前のバス停に停車。



・・・ほう、なるほど。ここから乗ればよかったのね。



津堅島は自転車で一周30分くらいの小さな島。




もちろん、あずまさんで自転車を借りまして。



行く前にネットなどで調べると、


「津堅島はニンジンしかない。とにかくニンジンの島。」


ということだったので、とりあえず展望台もニンジン。



海岸沿いを自転車で走っていると、中ノ御嶽に到着。



その植物の群生のあり方、ひとつひとつの葉の大きさなど、


「神の手によるもの。」と思わずにはいられない。



御嶽に対しての自分の答えが全く見つかっていないので、


入りたかったけど表から眺めるだけにしました。




これさ、曇ってたからあんまりいい写真ないけど、


津堅島は全くニンジンだけの島ではなく、


ビーチもきれいで、夏に来たらたまらない島だと思う。



ちょうど港から一番離れたところで腹痛。



「港のトイレまで戻るのめんどくさいなあ。」


などと思っているうちに、「めんどくさい」などと言ってられない腹具合に。



ニンジン畑の間の道を、立ち漕ぎも危険なため座り漕ぎで汗かきながらダッシュ。



こんなにノンビリした島で、切羽つまった顔でペダルを猛回転させているのはもちろんぼくだけ。



途中、フェリーで一緒だった人たちが手を振ってくれたけど、


ぼくのことなどほんと放っておいてほしかった。




「もうあかんかも・・・。」


何度もそう思いながらもなんとか港に到着。




ほんまにギリギリやった。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄と聖域 1. 「ひさしぶりの沖縄」

2016-01-23 19:33:50 | 沖縄


15回目の沖縄。


なんかもっと行ってる気がしてた。




飛行機は気圧の関係か、降りてからすごくお腹がすく。


沖縄に到着してまずはA coopへ買い出しに。



首里城公園のベンチにてお昼ご飯。


千切り大根もひじきも、ザ・沖縄という味で千切り大根にミミガーなどが入っててうれしくなる。



そしてなんと言ってもスパムおにぎり。


沖縄にいてる間はこればっかり食べてます。



まずは、沖縄に行ったら必ず訪れる300年の大アカギのところへ。



そのすぐそばに御嶽があって、ぼくはその御嶽がだいすきで、


そこへ行くと自分の中に聖なるものが入ってきて、


目がすごく見えるようになり、耳もすごく通るようになる。




でも前回、6月に行ったときに、前までのような空気を感じることが出来ず、

今回はすごく心配な気持ちを抱え、迷いながら行った。




やっぱり前みたいな空気を感じない。



その上、大アカギには柵が作られていて、近づけないようになっていた。




「自分が行き過ぎて、御嶽が汚れてしまったんでは・・・。」



この思いは旅行中の3日間消えることはなかった。







*御嶽(うたき)とは・・・
沖縄全土にある聖域のことで、祭祀の中心となる場所。
立ち入り禁止、男子禁制の場所も多い。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜のバスより

2016-01-19 19:20:11 | 沖縄


今日は島へ渡り、先ほど本島に戻ってきて長距離バスに乗ってます。



沖縄にて、こころの中が急にいろんなものへの感謝でいっぱいになり、



テールランプもヘッドライトもうるんで光ってます。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くだらない余談

2015-06-19 18:20:10 | 沖縄
よく書いていることですが。



ぼくは沖縄に行ってもあまり観光地には行かず、


何気ない道とか、小学校とか、バスの車窓から見る景色とかがだいすきです。



沖縄の友達がやってるマッサージの店の近所にも、


小さくて何もないけどだいすきな公園があります。




「あの公園はすごくいい気が流れてる感じがする。」


と彼女に言うと、


「あの公園、夜になったら若いカップルがよくセックスしてるらしいよ。」
と。




ぼくが感じてた『いい気』って一体・・・。



でもぼくは、


「ラブホ代ないから公園でヤル。」


とかそういうのん応援します!



「ラブホ代もったいないからセックスせんでもいい。」


とか、


「お金もったいないし別に彼女おらんでもいい。」


とかそういうのんはダメ!!



沖縄の居酒屋は若者があふれてるし、


沖縄の若者は元気やなあ、とよく思います。




もしまたその公園に行ったときに、


若者が汗ばみながらがんばっていたとしても、


ぼくは気をつかってそっとその場を立ち去ります。



そして息を殺して木陰からそっと見守っています。



こっちが捕まったりして。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神様がくれた時間 6

2015-06-17 01:54:15 | 沖縄


いつも1泊2日で沖縄に行ったときは、


帰りたくなくてむせび泣きながら空港に向かうけど。




今回はまったくそんなことがなかった。




すごく長い間沖縄にいた気持ちがする。



きのう泳いだことも何日も前のことのように感じるし、


うれしいことも山ほどあったし、


一週間くらいは沖縄にいた気分。




きっと神様がすごくゆっくり時間を流してくれたんだと思う。




そうとしか思えないくらい、


こころの中がやさしいものでいっぱいになってます。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神様がくれた時間 5

2015-06-17 01:14:33 | 沖縄


2日目午後は、


沖縄の友達、さやかと合流。



行きたいところをたずねられ、


「奥武島!」


「瀬長島も行ったことないねん、ぼく。」



と一分ごとに気持ちが変わるぼくを黙って連れて行ってくれた先は。




『大里城址跡公園』。






彼女の家から遠く見える山のてっぺんに、


展望台が見えて、


でも本人も行ったことがない、と。




そういうの、ドキドキする!



遠く山の上に見える展望台を目指して車は走っていく。




・・・展望台からの景色は。



ぼくのすきな沖縄のすべてがそこにあり、



左の海の向こう、慶良間諸島があり、


右手には南城市が広がり、


遠く首里の町が見え、



そのすべての真ん中に久高島が見える。



そしてその向こうに広がるニライカナイの海。





ふたりとも何枚も写真を撮ったけど、


なんかぼやけて、


いま見ているその海をそのまま撮ることはできなかった。




それでいい。




さやかに出逢ってなければ、


どんなに沖縄がすきでも、


ここを見つけることはできなかったと思う。




















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神様がくれた時間 4

2015-06-17 00:57:50 | 沖縄
2日目は早起きして、


ひとりいつも行く大アカギのところへ。




いつもの石畳の道を下りながらふと、


「ありがとう。」


と自分に言った。




帰ったらますます貧乏になることがわかっていながら、


無理してでも連れてきてくれたことがうれしかった次第。







長い石畳の道を下りれば、また登らないといけないわけで。



寒川線という別の道から、


その名とは裏腹に大汗かきながら登った。



道には花が咲きほこり、


この初めての道にまたうれしい気持ちが湧き上がる。





しあわせ。



それだけでこころのすべてが埋め尽くされてた。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神様がくれた時間 3

2015-06-17 00:25:58 | 沖縄


『どこに泊まるの?と聞かれたら


あなたの腕の中と答えましょう』


ー米俵万智



今回はラブもあったんよ、ラブも!



そんなわけで一日目は腕に泊まり、


久しぶりに悪い夢も見ないで、


安心してぐっすり眠った。







クライマックスの続く旅は、


まだ半分を終えたばかり。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする