再び実家へ。
最後の2日は姉が泊まってくれて、結局母とは会っていなかったから。
「冷凍のたこ焼きを食べよう!」と準備をしていると、
「あんたそんな大きいお皿どうするん!」
と、ぼくが出した皿は棚にしまわれ、その皿より直径0.5cm小さいお皿に変えられた。そういうとこ。
「せっかくあつし帰ってきてくれてんからお父さん覚えといてな。」
というセリフにも大いに引っかかった。父が忘れるのは、本人もまわりも承知しているのに、なぜそんな無茶を言うのか。でももしかしたら、ぼくより父への愛は大きくて、ぼくのようにすんなり受け止められていないのかな?とも思う。そうか?とも思う。
今日、帰ったのはどうしてもしておきたいことがあったから。
父は、忘れるだけで、深い話も難しい話も普通にできる。
介護認定の手続きをしてもいいか、父に確認しておきたかった。
確認したからと言っても明日には忘れてる。でも、そう言うことではなくて、父の気持ち、それが大切で「ああ、ほなそうしてくれ。」と言ってた。
認知症は、まず時間が消えて次に場所が消えて、最後に人が消えるらしい。お客さんが教えてくれた。
ぼくは、いまの父、すごいすきやけどなあ〜。