
ずっと拗ねたみたいになって働く意欲がなかったんですが、2度の入院を経てなんか働きたくなった。
そう思えたのは看護学生さんのおかげも大きい。10日間の間、この身を学生さんに任せ、言われるがままに腹を出し音を聞いてもらったり、鼻に入る湯にも黙って堪えながらシャンプーをしてもらったり、なすがままの状態に身を任せることを勉強させてもらった。
日本は欧米の影響もあって、『もっと自分らしい仕事』とか『もっと自分を生かせる仕事』とか追い求めてしまう傾向があるけど、ほんとの日本はみんなもっと地味に仕事してたんじゃないかな、と思う。
なんとなくそこに仕事があって、ちょこっと役に立つ程度に必要とされて、生きていくために働いてたと思う。
マイケルジャクソンだって派手な仕事に見えるけど、ただただ与えられた役割を粛々と受け止めていた人に思える。もちろん音楽はすきだったと思うけど、自我というよりは求められるままにまじめに流された人なんじゃないかと思う。
『全』と『個』と言うのがいつからかテーマになってるけど、社会がスムーズに回るための歯車としてちょっとだけ役に立てる場所で笑ってるのが一番いい気が今はしてる。
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