木の気持ち

今日は96歳のお客さんが来てくれた。


いままでのマッサージ人生で最高齢かな？


揉んでると途中で体から聞いたことのない音が聞こえてきて、「え？何？何の音？」と思ったらイビキだった。


歳とるとイビキの音も人間離れしてきて感慨深い。


ぼくの祖母は104歳まで生きたけど、最後の方は木みたいになってた。「木」みたいになったら、こころも木みたいな気持ちになるんかな？


怒りもなく、他の木のしあわせを祈るようなこともなく、ただただドーンと木みたいな気持ちがあるんだろうか。長生きして確かめたい。



買い物から帰って来た娘さんがおばあちゃんを車イスに乗せ、大根やら醤油やら大量に入った買い物袋を「これ持って。」と膝に置いたので、「なんてことを！めちゃ重そうやん！」と思ったら。


おばあちゃんは「アンタのカバンも持ったろか？」と言った。


母と娘のワンシーン。



なんかこのシーン、一生覚えてるかも。