ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

薄氷踏む朝青龍

2009-01-12 11:21:41 | スポーツ一般
大相撲の初場所が始まった。何と言っても注目の的は横綱朝青龍の土俵ぶりだ。3場所休場したあとの場所で、ケガの回復が思わしくないらしい。さらに従来からの稽古嫌いが尾を引いて、場所前の総見の稽古相撲では、ライバル横綱白鵬には6連敗を喫する惨敗振りだった。加えて格下の相手の白馬富士や稀勢ノ里も力を抜いて相手をしたほどだった。

大方の予想では、朝青龍の力の衰えはどうしようも無い程だとの見方が大勢を占めた。そして昨日の結び前の苦手の稀勢ノ里戦、一方的に押し込まれて土俵際まで追いつめられた。しかし若さゆえか一瞬の気の緩みを見せた稀勢ノ里を押し返してからくも勝利した。中継したNHKのアナウンサーや観衆が小躍りして喜ぶ様が見えた。

しかし土俵を割った相手に、最後のダメだしを一発見舞ったのは、横綱の品位に欠けるしぐさと言わなければならい。あらゆるプレッシャーとの戦いを征した気力は諒としなければならないが、今日以降の取り組みを注視したい。従来の強い横綱が復活するか、引退に追い込まれるのか?、今場所に進退を賭ける朝青龍はまだまだ薄氷の上を綱渡りをしていると見た。


コメント (4)
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