ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

米国の政権交代に寄せて

2009-01-15 15:41:01 | ニュース 
朝日新聞の昨日の天声人語を面白く読ませてもらった。詳しくは下のサイトをご覧下さい。
 
       http://www.asahi.com/paper/column20090114.html

歌人柿本人麻呂の有名なー<東の野にかぎろいひの立つ見えてかえり見すれば月かたぶきぬ>ーの歌を引き合いに出して、来週に迫った米国大統領の交代に言及している。
太陽はオバマ次期大統領、月はブッシュ大統領を指しているようだ。8年間の大役を果たし終えるブッシュ氏には「最悪の大統領」と酷評する論評も見られる。しかし離任会見では「米国の威信は落ちていない」と強気の発言があったという。

しかし彼が残す負の遺産は大きい。イラク戦争の犠牲者や遺族の抱える問題とイラク国内の混乱。テロの元凶と決め付けて戦ったアフガニスタン問題。そして格差社会のなかで多くの貧困層を生み出した国民の生活。さらに世界中を巻き込んだ金融不安に端を発した100年に一度の大不況等々。
新しいオバマ大統領は就任時から、これらの多くの難問を抱えることになる。「CHANGE」の行く末は険しい道である。


そして日本では。第二次補正予算、来年度予算の審議を巡る混乱が続いている。総選挙を経ないで就任した3人目の麻生総理で強気の中央突破をはかる与党。参議院選の勝利の余勢にすがりひたすら衆議院の解散・総選挙を主張し政権交代を声高に叫ぶ野党。この閉塞感に満ちた政局はどうにもならないのだろうか?

天声人語氏が語る、蕪村の句ー<菜の花や月は東に日は西に>-のように、与党が月、野党が太陽、と一足飛びに政権交代の世となりうるのだろうか?。今の情勢を見ている限りでは、双方に太陽たり得る実力はなさそうだ、と見るは悲観過ぎるだろうか?。


コメント (4)
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