ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

西岡剛選手の決意

2009-01-30 15:54:47 | 野球
昨年12月15日、WBC(ワールド・ベース・クラシック)日本代表第一次候補選手34名が発表された。当然ながら選出されると思われた、千葉ロッテMの西岡剛選手の名前がなかった。(その後1月20日にバックアップ要員として選出)

普段はプラス思考で、自信のかたまりのような西岡選手は、相当に落ち込んでいたらしい。「本当にショックだった。自分の中では行くつもりでいたし、選んでいただけると思っていた」と周囲に漏らしたし、今季の年俸から2000万円を自主返上したほどであった。

しかし周囲が同情する中で、彼の両親は「これがオマエの今の実力だよ。この現実をしっかりと受け止めて、また一から頑張りなさい。結果を出して見返せばいいじゃないか」と強い口調で諭したという。このことばで西岡選手は目の色を変えた。それから例年にないハイペースで練習を積んでいる。
「今年の西岡選手はすごい気持が入っている。練習量も普段の2倍近いのではないか」と自主トレを一緒にしている球団の専属トレーナーも西岡選手の今年に賭ける思いを感じとっているという。

「両親から厳しい言葉をもらって、逆にうれしかった。ちゃんと戒めてくれる存在が自分にいることを幸せに思うし、本当にその通りだと思う。今年のシーズン、最高の結果を出してWBCに出られなかった悔しさを晴らそうと思う。悔しいだけで終わるつもりは毛頭ない」と西岡選手は語っている。

西岡選手は大阪の名門・PL学園には入れなかったが、大阪桐蔭高校で甲子園出場してプロ入りをしている。プロ入り後も何度かの壁にぶつかったが、そのたびに「なにくそ」の気持ではいあがり、これまでも日本代表選手としても活躍してきている。今回のメンバー落ちは、彼にとって大きなプラスになる可能性も大きい。

今朝の朝日新聞、同球団の広報梶原さんが「マリーンの風」と題するコラムに書いている。今季は「首位打者と盗塁王」の大きな目標に向い、西岡選手は立ち上がった。その先にはキラキラと輝く未来が待っていると記事を結んでいる。小生も逆境を跳ね返す西岡剛選手の活躍を注目したい。

日本代表の時の西岡選手の写真(球団HPから転用)

           



コメント (2)
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