朝日TVの水曜日の人気番組「相棒」枠の穴埋め番組が警察ドラマ「臨場」である。「半落ち」などで人気の、作家横山秀夫氏の一連の警察物が原作である。
今回は同じ警察物ドラマながらなかなか変わっている。事件性のある死体を検視し、自殺か殺人かの判断をする検視官が主人公なのである。このドラマの放映が始まったと同時に、原作の文庫本を読み出した。原作では結構年配の主人公が、TVドラマでは「内野聖陽」が演じている。
現場の死体の状況から判断するのが検視官の仕事なのだが、捜査を担当する刑事たちとの意見の相違も出て来る。しかし長年の経験から導き出される判断は狂ったことがない。密室で発見された死体を刑事たちは殺人事件と判断する、主人公は自殺と判断する。あるいは自殺と判断された死体を殺人事件と断じる。
先週のドラマでは、両親の血液型から生まれる筈のない子どもが起した殺人事件である。その子どもを庇い父親が逮捕される。しかし血液型だけでは判断できないが、DNA検査の一致で真の子どもが犯人と判明する。血液型から妻の不倫を疑い、放置した子どもを庇う父親に、主人公は「血のことは忘れろ」と諭す。最近の研究では血液型だけでは判断できない親子関係があることが判明している。この事をタイムリーに取上げられた一篇であろう。
このドラマは、原作本を超えた形で再現されている。そんな感じを持ってこのドラマを見ている。「相棒」と違った面白味が出ている警察ドラマになっていると思った。
今回は同じ警察物ドラマながらなかなか変わっている。事件性のある死体を検視し、自殺か殺人かの判断をする検視官が主人公なのである。このドラマの放映が始まったと同時に、原作の文庫本を読み出した。原作では結構年配の主人公が、TVドラマでは「内野聖陽」が演じている。
現場の死体の状況から判断するのが検視官の仕事なのだが、捜査を担当する刑事たちとの意見の相違も出て来る。しかし長年の経験から導き出される判断は狂ったことがない。密室で発見された死体を刑事たちは殺人事件と判断する、主人公は自殺と判断する。あるいは自殺と判断された死体を殺人事件と断じる。
先週のドラマでは、両親の血液型から生まれる筈のない子どもが起した殺人事件である。その子どもを庇い父親が逮捕される。しかし血液型だけでは判断できないが、DNA検査の一致で真の子どもが犯人と判明する。血液型から妻の不倫を疑い、放置した子どもを庇う父親に、主人公は「血のことは忘れろ」と諭す。最近の研究では血液型だけでは判断できない親子関係があることが判明している。この事をタイムリーに取上げられた一篇であろう。
このドラマは、原作本を超えた形で再現されている。そんな感じを持ってこのドラマを見ている。「相棒」と違った面白味が出ている警察ドラマになっていると思った。