ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

森光子さんに国民栄誉賞

2009-05-30 13:00:26 | ニュース 
森光子さんに国民栄誉賞が贈られることが正式に決った。41歳から半世紀にわたり主演した「放浪記」の舞台公演が2000回を超したことが評価された。

29日に東京・帝国劇場で公演2017回目の千秋楽を迎えて、今後について「引退なんか、いたしません」ときっぱり語ったそうである。これには伏線があるようだ。実は朝日新聞の声欄に、もうお年を召した森光子さんの演技は見納めにしたいとの投稿があった。その投稿に対して、まだまだ元気である、益々公演回数を伸ばして欲しいとの投稿が掲載されている。

小生は森さんの功労に対して、いささかも異論を挟む気持はないのだが、残念ながら年齢的に、身体的に「放浪記」に限っては、今回の公演が限度ではないかと思っている。
理由はやはり身体の動きや、台詞回しに衰えが見られることである。41歳から続けた公演である、ピークを過ぎた公演を見せ続けることは、やはりフアンの皆さんを納得させられないと思うのだ。

スポーツ界や他の分野でも、トコトン燃え尽きるまで頑張る方もいるが、往年の勇姿を覚えているフアンには醜悪にさえ見えることがある。かなりの高齢の政治家や経営者のなかでも、永年地位や権力を固守して、恬淡とされている方もいるが、きっぱりと後進に道を譲る選択をして欲しいと思うのだが。


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